【転職体験談】#01 設備施工管理から発注者へ転職しキャリアチェンジした事例

転職を考えたきっかけは、結婚するタイミングでした。

当時、結婚を控えていましたが生活リズムは独身の時と変わらず、昼夜問わずガムシャラに働いていました。

ある日、無理がたたり体を壊し倒れてしまいました。

そんな僕を見かねた妻が、転職という選択肢を勧めてくれたのがきっかけです。

正直、会社を辞めることは考えていませんでしたが、今後の生活を考えると前向きに転職について考え始めました。

転職前は上司にはあまり評価されていないと感じていて、こんな自分を拾ってくれる企業なんてあるんだろうかと不安でした。

家族以外には一切相談しませんでした。仲のいい先輩や後輩、同僚はたくさんいましたが、相談しても自分自身の問題と感じていたためです。

リクルートエージェントは妻が利用していたため、迷いはありませんでした。学生時代もリクナビを利用しており、転職といえばリクルートというイメージもありました。

転職に関して無知だったので、他に転職エージェントを利用するという発想はありませんでした。

今考えると、選択肢を増やす意味でもう1社くらい利用してもよかったかもしれません。

同年代くらいの女性の方でした。

私の『ライフワークバランス』と『発注者』というキーワードから的確な求人を紹介してくれました。

初めての転職だったのでどんな会社があるかわかないですし、まずは自分に合いそうな求人をたくさん紹介してくれて助かりました。

まずは『ライフワークバランス』が第一優先でした。その次は、『発注者側の仕事』、続いて『給料』とある程度優先順位をきめていました。

最終面接が２、３社になった時、優先順位がはっきりしていたので迷うことはありませんでした。

長時間働き続ける生活や下請け仕事の理不尽さに限界を感じていたためです。給料は基本給が今まで通りくらいであれば問題ないと考えていました。

転職エージェントから30社ほど紹介があり、うち半分の15社ほど書類応募。書類選考を通過したのは10社程度でした。

僕の場合は、転職活動中はたまたま施工管理ではない部署にいたのでかなり転職活動はしやすかったです。

基本は夕方に面接をセッティングしてもらい、無理やり定時退社してました。

転職エージェントを介して日程調整しているので、気兼ねなく日程調整することができました。

まだ他社の最終面接が残っている状態で第一志望の内定が出たので転職活動をストップしようとしましたが、転職エージェントからどうしても他社の最終面接に行ってほしいといわれました。

次の転職先に行く日が決まっていたので、シンプルに退職届を提出し無事その場で受領してもらいました。退職届を出すのは注意しましたが、勇気をふり絞りました。

うちを辞めても他で通用しないといわれましたが、今となっては上司の意見は完全に間違いだったと自信を持って証明できたと思っています。

会社の規定で1ヵ月前の条件があったので、少し早めの1.5ヵ月前に退職届を出しました。問題なく退職することができ、3週間ほど有給消化できたので満足しています。

こんなに少ないの！と思いましたが、規定通りもらうことができました。

結果的にですが、優先順位の高かったライフワークバランスと発注者の立場になれた上に、年収もアップしたのでいうことなしの転職でした。

ありがたかったのは、僕のことをかなり評価していただき自己肯定感も取り戻すことができました。人間関係も良好で、転職して心からよかったと思っています。

悪くなったことはほどんどありません。しいて言うなら、デスクワークが中心となり運動不足になったことくらいですかね。

少しでも転職を考えているのなら、転職の軸を明確にして転職エージェントに相談してみるのが手っ取り早いです。

一旦転職活動を始めると、今まで何に悩んでいたんだろうと思うくらい前向きな気持ちになれるので、もし少しでも転職に興味があるならすぐ行動してみることをおすすめします。

転職を考えるにあたって、転職前の職場から改善したい部分を明確にし優先順位づけしたことがよかったと思います。

『ワークライフバランス』と『発注者の立場』は譲れない条件が明確だったため、転職エージェント側も求人を探しやすかったと思います。