
いわん太さん!施工管理の転職先でおすすめはありますか?

施工管理の経験も生かせて、ワークライフバランスのよく、年収もよい業種は存在します!
- 施工管理以外でおすすめの転職先を知りたい
- 次の転職先はワークライフバランスをよくしたい
- 異業種に転職したいけど施工管理の経験を生かせる仕事がいい
施工管理をやめて転職したい!と誰しも思いますが、施工管理の経験を活かしつつライフワークバランスのよく、年収もそこそこよい職場なんてないと思っていませんか?

僕はFラン大卒のブラックな建設業から異業種の大手ホワイト企業に転職を成功させました。
この記事は、施工管理におすすめの転職先はもちろん、特にファシリティマネジメント職がおすすめな理由、逆におすすめしない転職先について徹底的に解説します。
記事を読み終えると、施工管理の転職先は発注者がよい理由がわかります。
おすすめの転職先4選
- ファシリティマネジメント職(僕の一押しです)
- ディベロッパー(1級建築士お持ちの方におすすめ)
- 発注者支援業務(土木施工管理おすすめ)
- 公務員(20代で地方で働くならおすすめ)
発注者の中でも一番のおすすめはファシリティマネージャーです。近年需要が高まってきている職種で施工管理職の方には非常にオススメです。
施工管理のキャリアでお悩みの方であれば、知っておいて絶対損はありません。
求人の少ないファシリティマネージャーになるには、非公開求人を紹介している転職エージェントを利用するのが一番の近道です。情報収集を始めたい方は無料で利用できるので必ず登録しておきましょう。
施工管理おすすめの転職先はファシリティマネジメント職(FM職)


僕のおすすめは『ファシリティマネジメント職』です。

聞きなれない職種ですね。どんな仕事なんですか?
ファシリティマネジメントとは以下のように定義されています。
ファシリティマネジメント(FM)とは、「企業・団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」のことです。
2018年(平成30年)1月発行『公式ガイド ファシリティマネジメント』より
もう少しわかりやすく表現すると、以下のようになります。
『ファシリティを最適化し経営に貢献すること』
経営資源は、①ヒト、②モノ、③カネ、④情報の4つに分類されますが、そのうちの②モノ(ファシリティ)を有効かつ効率的に活用し、最大の効用をもたらし経営に貢献するための管理手法のことをファシリティマネジメントといいます。
ファシリティマネージャーの仕事は、ファシリティ(施設)を人・組織・社会の観点からマネジメントし最適化することです。
例えばオフィスビルでは日常の建物管理に加え、ワークプレイスを最適化や本社や店舗の拡大縮小などのプロジェクト、SDGsや防災・災害対策など幅広い業務が業務範囲になります。また、業務内容は取り扱う建物用途によって異なるため各建物の専門知識も必要になります。
詳細はこちらの記事で詳しく解説しています。
ファシリティマネジメント職がおすすめの7つの理由


何がそんなにいいんですか?

大きく分けて7つのメリットがあるので詳しく解説します。
1.ワークライフバランスがよい
ファシリティマネジメントは、施工管理に比べてワークライフバランスが確実によくなります。
理由は以下の2つです。
ワークライフバランスがよくなる理由
- ファシリティマネージャーは発注者なので上流側の仕事である
- 大手企業や大手企業のグループ会社であることが多いので労働環境が整備されている
上流側のよいところは、プロジェクトの決定権が自分にあるということです。部外者からの無理な要求や、急な日程変更なども上流に行けばいくほど少なくなります。
なので自ずと自分のペースで仕事を組み立てやすくなるので、計画的に仕事ができる訳です。
加えて、ビルを所有している企業は大手企業が多く労働環境は整備されています。特に休暇の順守に関しては、施工管理とは比べ物にもならないです。

僕の場合は休日出勤もほどんどなく、あっても絶対に代休取得しない出勤できない仕組みになっています。
転職したらこんなに世界が違うのかと驚くかもしれません。ファシリティマネジメント職は、施工管理に比べてワークライフバランスが確実によくなるのでおすすめです。
2.施工管理の経験が強みになる
ファシリティマネジメント職は、今まで培ってきた施工管理の経験を強みにすることができます。
強みになる理由は2つあります。
施工管理経験が強みになる理由
- ファシリティマネジメントをする上で建築的知識やスキルが必須である
- 施工管理経験のある人材が周りに少ない
ファシリティマネジメントの仕事内容はその名の通り、ファシリティ(建物etc)をマネジメント(管理・運営)する仕事です。
そのため、施工管理で培ってきた知見が必要だからです。
具体的には以下の3点になります。
・建築、設備の技術的な知見
・工事内容に関する知見(現場の施工業者の作業内容がある程度わかるレベル)
・工事工程に関する知見
施工管理を経験している人間なら、専門分野やレベルは違えど基本的な項目ですが、ファシリティマネージャーでも引き続き経験を活かすことができます。
ファシリティマネージャーの求人情報を見ると1級施工管理技士を必須にしているところも多く専門性が求められることがわかります。
また、ファシリティマネジメントを必要としている企業は、本業が別にあるので施工管理の知識を持っている人がそもそもあまりいません。専門職として採用されるケースがほとんどなので、施工管理の経験は強みになります。
僕の場合も、上司は不動産出身で現場のことはよくわかっていない方なので、現場管理や工事に関することは結構任せてもらえたりします。つまり簡単に評価が上がりやすいともいえるかもしれません。
施工管理の経験が強みになる仕事はなかなかないので次の転職先として、ファシリティマネージャーはかなりおすすめです。
3.給料もいい
実はファシリティマネジメントは給与もいいです。
なぜなら、建物を所有している企業は全国に事業を展開しているような大手が多いからです。
僕の場合も施工管理時代はびっくりするほど残業をしていたので、転職時には給料が下がることは覚悟していましたが、結果としてワークライフバランスもよくなり給与もキープできました。
当然、時間給に換算するというまでもなくアップしました。
実際、口コミサイトで有名な転職会議で調べたところ施工管理の平均よりファシリティマネージャーの平均のほうが高いです。
もちろん企業によって違いますが、大手企業も多く給与水準も結構高いのでおすすめです。
4.発注者になれる
ファシリティマネージャーは発注者側の仕事なので、施工管理と全然違う立場になります。
発注者は、いわゆる施主です。
施工管理も施工会社に発注する立場なのでよくわかると思いますが、どんな仕事でも発注者はいろいろな面で有利な立場です。
お金を払っている側と払ってもらって施工する側は、どんなにきれいごとをいってもヒエラルキーの違いは間違いなく存在します。
立場が変われば、全てが変わります。
僕が発注者に転職しようと思った理由でもあるのですが、また多重下請構造の中に転職しても理不尽な要求に終わりはないと考えました。「明日中にこれやっとけ」とか理不尽な要求を受け入れ続けることに限界を感じヒエラルキーの頂点に転職することが、一番ホワイトに働けると思いファシリティマネージャーに転職しました。
その考えは間違いではありませんでした。現在は理不尽な要求はほとんどなく、ホワイトに働けています。
発注者の立場は、施工管理と大きく違う立場なので働きやすくなるのでおすすめです。
5.施工管理から異業界に転職可能
ファシリティマネジメントにしかない大きなメリットとして異業界に転職しやすいです。
なぜなら、ファシリティマネジメントが必要な会社は異業界に多いからです。
建物やテナントを多く所有している企業であれば、ファシリティマネージャーのポジションは必ず存在します。
例えば僕が務めている金融機関だと支店や本社ビル、その他にもホテル、カフェ、コンビニ、娯楽施設、スポーツ施設など数えればキリがありません。
各業界の建物を所有する企業のファシリティマネージャーになることで異業種転職をすることができるのは大きなメリットです。
6.ライバル(競合)が少ない
ファシリティマネジメント職は、入社する時のライバル(競合)が少ないです。
理由は、知名度があまりないのと施工管理など建築の知見が必要で、そもそもなれる人が少ないからです。
僕も今の会社に入るまで、ファシリティマネジメントという言葉を知らないくらい知名度がない職業です。
IT企業やメーカーなどの人気の業種だとライバルも多く、自分の能力や実績が多少劣っていたらなかなかライバルには勝てませんが、そもそもライバルが少なく知られていないしなら穴場ですよね。
施工管理経験があるなら十分資格があるのでおすすめです。
7.将来性がある
ファシリティマネジメントには将来性があります。
なぜなら、世界的にニーズが増えてきており、市場規模が拡大しているからです。
新型コロナの影響でガラリと働き方が変わり、働き方改革実行のためワークプレイスを変えたい企業が増えていますし、コワーキングやシェアオフィス、ビルの老朽化に伴う建替やリノベーション、コンバージョンなどファシリティを効率的に利用する多様なニーズがあるので、専門的にプロジェクトに関われるファシリティマネージャーの役割はどんどん高まっています。
また、建築資源の再利用や再生エネルギーの活用などSDGsへの対応もファシリティマネージャーの仕事の1つです。
ファシリティマネジメントのニーズは高まりつつあります。なるなら今がチャンスかもしれません。
ファシリティマネジメント職になる際の3つの注意点


ファシリティマネジメント職にも注意点ってあるんですか?

注意点はどんな職種にもあります。
求人数が少なく非公開企業が多い
ファシリティマネジメント職は求人数がそもそも少なく非公開であることが多いです。
なぜなら、建物の管理をしなければいけない企業がそもそも多くないことと、ピンポイントで人材を募集したいので公開するよりヘッドハンティングやエージェントで採用したほうがいいからです。
僕の場合も、前任者が定年で退職するので補充要因として上手くマッチングして今の企業に入社した経緯がありますので、今ブログを読んでいる方が今すぐ僕の会社に入社することができません。
僕の例のように、そもそも求人数が少ないことと、転職サイトのような公開求人でなかなか募集していないことがファシリティマネージャーの最大の注意点になります。
そのため、非公開求人を多く保持している転職エージェントの利用は必須です。ファシリティマネジメント職を希望するなら必ず登録しておきましょう。
ある程度実務経験がないと就職が難しい
大手になればなるほど、施工管理での資格取得や実務経験が条件になります。
具体的には1級施工管理技士の取得が求められることが多く、実務経験が2、3年で1級施工管理技士が取得できない年齢だと求人は限られるかもしれません。
1級施工管理技士を取得できるくらいの実務経験が必要になることがファシリティマネージャーの注意点です。

実務経験ないよ!といった若手の方、安心して下さい。まだファシリティマネージャーになる方法はあります。
選択肢としては、認定ファシリティマネジャーを取得して求人を探す方法と、プロパティマネジメントやビルマネジメントを経由してファシリティマネジメント職になるという2つの選択肢があります。

認定ファシリティマネジャーは試験資格がないのでおすすめです。
認定ファシリティマネジャーはファシリティマネジメント協会が主催している資格で、求人要項の歓迎欄に記載されていることが多く、1級施工管理技士など現場経験は不要なので誰でもチャレンジできます。
この資格があれば、実務経験がなくてもファシリティマネージャーになれる可能性はあります。詳しくはこちらの記事を参考にしてみて下さい。

プロパティマネジメントやビルマネジメントで経験を積むのもおすすめです。
もう一つはプロパティマネジメントやビルマネジメントで実務経験を積みファシリティマネージャーになる方法です。
プロパティマネジメントやビルマネジメントの仕事は、ファシリティマネジメント業務に関連する職種なので実務経験を積むにはもってこいです。
実際の求人でもそこまで厳しい制限がある訳ではなく未経験でも募集はあるので、実務経験を積む転職をするのもありです。
工事現場に行く機会は少なくなる
もし工事現場が大好きでずっと工事現場で働き続けたいと思っている建設業界大好きっ子には物足りないかもしれません。
なぜなら、ファシリティマネジメントはデスクワークが中心で本社や営業所勤務だからです。
僕の場合も現場に直接行くことはありますが、数か月に1回の進捗確認だったり、工事の終盤の完了検査やオープン後であることが多いです。
現場が大好きな方、職人さんとのやり取りが楽しいには物足りないかもしれないので注意してください。
建設業からファシリティマネジメント職の転職を成功させる3つのポイント


実際どうやったらなれますか?

4つ大切なポイントがあります。
譲れない条件を決める
まずは、今の仕事で何が不満で転職を検討しているか、次の職場で譲れないポイントはなんなのか明確にすることは必須となります。
なぜなら、全ての条件を兼ね備えた職場はほぼないからです。
実際に周りを見渡して、給与高く、ライフワークバランスもよい、その上仕事が楽といっている人はいるでしょうか。
そんな仕事はほとんどないので程度条件を絞る必要があります。高望みしすぎるといつまでたっても転職先が見つからないかもしれません。
具体例としては、次の通りです。
譲れない条件の具体例
- 今の職場は働きすぎて限界。次の職場ではライフワークバランスは絶対に譲れない。
- 今の職場は安月給で限界。多少仕事が大変でも次の職場は給与が高いところがいい。
いくつも譲れない条件があると思いますが、ポイントは譲れない条件の中でも順位付けをすると自分の転職の軸が明確になります。

僕の場合、ライフワークバランスを第一優先で転職活動をしていました。
自分の軸が明確になれば転職先に求めるポイントが明確になるので、求人を絞りやすくなります。必ず押さえておきましょう。
資格を取得する
転職先は各業種の国家資格を所有している人材を求めています。
なぜなら、現場経験がありかつ専門性を求めているからです。
会社によって資格がなくてもいいかもしれませんが、ある程度の年齢、給与を求めるのであれば資格保持は必須です。
ファシリティマネジメント職の求人でよくある資格要件は以下の通りです。
FM職で必要な資格
- 各種施工管理技士資格(1級・2級)
- 建築士(1級・2級)
- ビルマネジメント関連の資格(認定ファシリティマネージャー・ビル経営管理士)
特に1級施工管理技士(建築、管工事、電気工事)の要件が多くみられます。
もし資格を持っていなくて不満に思う方もいるかもしれませんが、資格を取得しているかどうかで求人の量や質が変わってしまうのは技術職では当たり前のことです。
逆に持っていれば転職先の幅が格段に広がります。1級施工管理技士を持っていないようならまず資格取得を目標にすることをおすすめします。
まずは小さな1歩から行動してみる
ここまでファシリティマネジメント職がおすすめである理由や注意点について解説しましたが、多くの方は興味はあるけどすぐ転職してみようとはなっていないはずです。
なぜなら、以下のようなことを考え行動しない理由を探しているからです。
- 転職したいけど今の仕事でも何とかやれてる
- 環境を変えるのは大変
- 異業種で働くなんて想像できない
- 自分には発注者で働く実力がない
実際、人間は切羽詰まっていないと簡単に環境を変えたりしないものなのである意味当然かもしれません。でも、せっかく転職してみたいとか興味があると思ったなら行動に起こしてみないと何も前には進みません。
少しでもファシリティマネジメント職に興味があるのなら、小さな一歩として情報収集だけでもすぐに始めてみることをおすすめします。具体的には無料で利用できる転職エージェントに登録し担当アドバイザーに今の自分にはどんな求人があるか相談してみて下さい。
注意点でも解説した通り、大手企業のファシリティマネジメント職は非公開求人であることが多く、定年などによる人員補充などで枠も少ないことが多いので市場を常にウォッチしておくことが重要です。
もし今自分にぴったりのホワイト企業の求人が掲載されていても行動していなければホワイト企業に巡り合うことすらできません。すぐに転職しなくても、今の自分の実力でどんな企業で働けるのか知っておくだけでも大きな第一歩です。

人気Youttuberの両学長も『転職活動はデメリットなし』と言っているように、ノーリスクで自分の人生を変えられるチャンスなので今このタイミングで少しだけ行動してみませんか?
おすすめの転職エージェントを厳選していますので登録して自分の市場価値がどのくらいあるか試してみて下さい。
詳しい転職エージェント情報はこちらの記事でまとめて解説しています。
ファシリティマネジメント職以外の施工管理おすすめの転職先3選

1級建築士取得済みの方はディベロッパーもおすすめ
不動産業界の上位職といっていいディベロッパーはかなりオススメです。
仕事内容は、土地・建物の企画や開発事業をメインとする企業で、つまり地主さんです。開発の中には街全体に関わる再開発や商業施設、マンションなど幅広く事業を展開しており有名企業も多いです。
オススメの理由は、以下の通りです。
ディベロッパーがオススメの理由
- 発注者として仕事ができる
- 大企業が多く、年収UPや福利厚生、ライフワークバランス向上が期待できる。
- ビジネスモデルが安定している。
私の友人でディベロッパー関係で活躍している方は、ライフワークバランスよく仕事できており充実していると話していました。
口コミサイトを見ても、働き方改革も浸透してきており建設業ほど残業を強いられている様子はなさそうです。
次のポイントは注意点です。
ディベロッパーの注意点
- 募集要件が厳しい(1級建築士が要件のところも多い)
- 激務な部署も存在する
- 営業部門は激務
詳しくは転職エージェントに確認することをオススメします。ちなみに僕はサブコン出身だったのでディベロッパーの求人は紹介してもらえなかった記憶があります。
具体的な企業は以下の通りとなります。
大手ディベロッパー
- 三井不動産
- 三菱地所
- 住友不動産
- 東急不動産ホールディングス
- 野村不動産ホールディングス
- 森ビル
土木施工管理のおすすめ転職先は発注者支援業務
土木施工管理におすすめの転職先は、発注者支援業務です。
発注者支援業務とは、道路などの公共事業の発注者である国(国交省など)の業務の一部を民間の建設コンサルタント会社が請け負い、積算や施工管理、検査業務をする業務です。
おすすめの理由は、限りなく発注者の立場で仕事ができるからです。
発注者支援業務おすすめの理由
- 限りなく発注者の立場で仕事ができる
- ライフワークバランスは抜群
発注者で仕事ができるということは、自分で業務をコントロールしやすい立場になるのでライフワークバランスがよいという特徴があります。
一般企業の正社員という立場でありながらみなし公務員扱いとなる場合もあり、民間職でありながら公務員のように安定して働けるのが魅力的な仕事です。
発注者支援業務の注意点
- 限りなく発注者の立場で仕事ができる
- ライフワークバランスは抜群
20代施工管理の転職先として公務員になる人も多い
安定の国家公務員は、地方だと今でも絶大な人気の職種です。地元で働きたいといった方にはおすすめです。
仕事内容は、都道府県・市町村によって業務内容が異なるようです。自分の希望する地域の応募内容をよく把握しておきましょう。
オススメの理由は以下の通りです。
公務員オススメの理由
- ライフワークバランス最強。
- 学校や役所など国所有の公共施設物件を経験することができる。

僕の前職の同期では、公務員を転職先にした人は一定数いました。
ライフワークバランスと安定感を重視すると公務員に行きつくのはイメージできるかと思います。
しかし、地震やゲリラ豪雨など有事が起きると本当に大変らしく電話が鳴りやまないくらい忙しいそうです。公務員ならでは事情も考慮する必要があるかもしれません。
また、応募に当たり色々条件があるのも特徴です。しっかり押さえておきましょう。
公務員転職の注意点
- 年齢制限あり
- 公務員試験がある
- 副業できない
- 給与はそこそこ
- 有事の際はかなり忙しい
個人的には副業がまだ解禁になっていないことはかなりのデメリットだと思っています。また、年齢制限もあるので20代なら公務員というキャリアを過ごすのはありだと思います。
個人的におすすめしない転職先は同業種と設計職

同業種への転職
同業種での転職は、個人的にはおすすめしません。
もう少し具体的にいうと建築施工管理であれば、また建築施工管理に転職するということです。大企業への転職ならキャリアアップだからいいのではと思うかもしれませんがあまりおすすめしません。
なぜおすすめしないかというと一つの職種しかできないキャリアはリスクがあるからです。
施工管理は現場に出てなんぼの仕事なので、健康面の不具合や介護、子育てなどで現場に出れなくなった時に、施工管理でしか働けないキャリアだと積んでしまう可能性があります。
もし何かしらの理由で施工管理を続けられない場合、あなたはいくつ選択肢を持つことができますか?
選択肢をある程度持っておくということを前提にキャリアを考えることは非常に重要なので、同業種への転職はあまりおすすめしません。
施工管理から設計への転職
施工管理から設計職を目指す人もいますが、こちらもあまりおすすめしません。
なぜなら、ライフワークバランス面ではあまり施工管理と変わらないからです。
設計の仕事は、設計図の作成する仕事というイメージより施主と建設会社をつなぐ調整役の仕事と言った方が実態に合っているかもしれません。
特に人間関係は非常に大変で、施主と現場の板挟みにあって苦労している方が多い印象です。豊富に人材がいる訳ではないが、多数の現場を担当しなければいけないという点も設計業務の難しさでもあります。
もちろん、設計職にあこがれや意欲がある方を否定する気はありません。ただし、建設業という業界の中では設計職もまた激務な仕事であることを覚えておきましょう。
施工管理から転職するタイミングについて悩んでいる人へ


転職するタイミングってみんなどんな時なんですか?

人それぞれだけどライフイベントや資格取得、実績を積んだタイミングが多いかな。
ライフイベントのタイミング
ライフイベントのタイミングは、転職を決断するよい時期です。
なぜなら、人生で大切なことは何かを決断することになるからです。
特に20代後半から30代にかけて起きる人生のライフイベントは結婚です。
パートナーとともに人生を歩むと決断したとき、今の働き方でよいのかと考えるのは当然です。
僕も施工管理から転職を決断した大きな理由の一つに結婚がありました。
平日は夜遅くまで働き、休みの日は疲れを癒して眠るだけの生活でパートナーと結婚し、幸せな家庭を作れる自信が僕にはありませんでした。
結婚という節目のタイミングで自分の人生で大切なことを考え転職を選択することは普通のことなので安心してください。
1級施工管理技士を取得したタイミング
1級施工管理技士を取得したタイミングは転職を考える絶好のタイミングです。
なぜなら、業種問わず1級施工管理技士の市場価値は高いからです。
同業種の転職に限らず、僕がおすすめするファシリティマネージャーも1級施工管理技士が条件の企業も多いです。
価値のある資格を取得したタイミングで施工管理から転職を考えるのは最適なタイミングです。
現場代理人を経験したタイミング
現場代理人を経験した時も転職を考えるにはよいタイミングです。
理由は単純で、現場代理人という圧倒的な実績を経歴書に記載することができるからです。また、面接でのアピールポイントとしても十分に強みになります。
現場代理人は、施工管理の中でも経験している人がそこまで多くありません。なので希少性が高くかつ施工管理のスペシャリストの証明になります。
現場代理人という圧倒的な実績は転職市場で価値があるのでオススメのタイミングです。
施工管理がきつくて転職したいと思っているなら逃げ道を確保しておく
最後に施工管理がきついと思い限界だと思っているなら、転職エージェントに登録して逃げ道を確保しておくことを提案したいです。
なぜなら、転職という逃げ道を事前に作っておけば、自分自身を限界まで追い込んだり、精神的に病んでしまう状況は避けられるからです。
僕は転職という選択肢を持つことができず倒れるまで働いてしまいました。
職場の人間はもちろん、家族・友人にもいらぬ心配をかけてしまいますし、何より復帰するまでに何年もかかってしまう可能性もあり得るので限界まで働くことは絶対にNGです。
ちなみに施工管理のきつさは自分個人の能力というより、企業や現場の体制や上司・同僚などの人間関係よって大きく変わるので、シンプルにはずれを引いてしまう場合も多々あります。
なので、すぐに転職を考えてなくても逃げ道を作るという観点で転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。事前に対策しておき、心理的安全性を確保しておくことは漠然とした不安を解消してくれます。
おすすめの転職エージェントはこちらになります。経験別に紹介しているので参考にしてみて下さい。
おすすめの転職エージェント
詳しい転職エージェント情報はこちらの記事でまとめて解説しています。
まとめ

それではまとめです。
おすすめの転職先3選
- ファシリティマネジメント職(僕の一押しです)
- ディベロッパー(1級建築士お持ちの方におすすめ)
- 発注者支援業務(土木施工管理おすすめ)
- 公務員(20代で地方で働くならおすすめ)
特にファシリティマネジメント職は、発注者の立場で働け、施工管理の経験が強みになりライフワークバランスのよい仕事なのでおすすめです。
FM職になる方法
- 譲れない条件を決める
- 資格を取得する
- まずは小さな1歩から行動してみる
自分が理想とする求人に出会えるチャンスは行動しつづけた人のみ訪れます。小さな一歩でも構わないので、まずは行動することを意識してみましょう。
では、また。