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施工管理が取るべきおすすめ資格一覧15選|転職に有利な資格を厳選

セコカンくん
セコカンくん

いわん太さん!施工管理のおすすめ資格ってありますか。

いわん太
いわん太

たくさんあるから選ぶの大変だよね。

  • 施工管理のスキルアップや転職に有利な資格知りたい
  • 各資格の難易度や勉強時間を知りたい
  • 資格を選ぶポイントは

施工管理をしていれば上司や会社からプレッシャーをかけられ、しぶしぶ勉強することはよくあることです。

いわん太
いわん太

僕は1級建築士、管工事施工管理技士など取得しており、施工管理から金融業界にホワイト転職に成功した経験があります。

≫詳細プロフィールはこちら

この記事は、なぜ資格が重要なのか、施工管理必須の資格、ステップアップのための資格、受験資格なしのおすすめ資格、勉強法について解説します。

資格取得の目的は、自分自身の市場価値アップのためです。市場価値がない資格を取得しても無意味なので、求人情報で必須または歓迎となっている資格を優先的に取得するのが効率的です。

この記事を読み終えると、どの資格を優先的に取得すればいいのか明確になります。

難易度や勉強時間にも言及して解説していますので最後まで読んで見て下さい。

施工管理が資格を取得すべき理由

セコカンくん
セコカンくん

資格ってそもそも取る必要ありますか?

いわん太
いわん太

建設業界は資格がないと市場価値が上がりません。

施工管理がなぜ資格を取得しなければならないのか。

理由は、資格は自分の市場価値をあげる最も手っ取り早い手段だからです。

市場価値は求人で必要とされるかどうかで相対的に価値が決まります。

もし、あなたが調理師免許を持った凄腕シェフでも、施工管理の業界ではほとんど役にたたないでしょう。

つまり、あなたが取得しなければならない資格は「求人票の必須・歓迎に乗っている資格」です。求人にない資格をとっても市場価値はあがりません。

需要のある資格を取得すればそれだけで市場価値が上がるということをしっかり覚えておきましょう。勉強が大変でも転職に有利な資格を取得すべきなのです。

求人票は自分自身の目で自分が興味のある業界でどんな資格が求められているか調べておいたほうがよいです。

こちらの記事を参考にして転職エージェントに登録しておきましょう。

施工管理が必ず取るべき資格とは

いわん太
いわん太

施工管理ならセコカンは必ず取得しておくべきです。

セコカンくん
セコカンくん

やっぱりそうなんですね。

施工管理技士は監理技術者になれる

施工管理技士は、施工管理職なら絶対に取っておくべき資格です。

なぜなら、施工管理技士は国家資格であり監理技術者・主任技術者・専任技術者などになるには必須だからです。つまり、現場代理人ですね。

最短でも実務経験が3年ないと取得できない資格のため、施工管理経験の証明にもなる資格です。

取得しないと昇進、昇給にも影響がありますし、何より現場内の立場という観点からも持っていると職人さんへの指示などにも説得力が増します。

また、転職市場でも持っている持ってないとでは雲泥の差があります。特に建築、管工事、電気は発注者の採用必須条件にも記載があることが多いのです。

忙しい中なので大変ですが、めちゃくちゃ難易度が高いものはないので必ずいずれか取得しておきましょう。

試験内容の概要

全業種共通で施工管理技術検定(一次検定、二次検定)でともに合格する必要があります。

受験資格は、卒業した最終学歴によって大きく違い、指定学科の大卒であれば最短3年の実務経験で取得できます。

出題範囲はどの試験も、施工管理の仕事内容の基本である、安全管理・品質管理・工程管理・コスト管理を中心に幅広い出題範囲に対応する必要があります。

合格基準点は、各項目60%以上であることが多いです。

いわん太
いわん太

それでは各種施工施工管理技士について紹介します。

1.一級建築施工管理技士

試験元(一財)建設業振興基金
難易度
合格率一次:35~50%、二次:35~50% 
勉強時間100~400時間程度
受験資格、実務経験あり
試験日一次(6月)、二次(10月)※旧実地試験
受験料17,000円(非課税)

1級建築施工管理技士は、ビル、住宅、大小様々な規模の工事現場の建築建設工事を管理することができるようになります。

出題科目は「建築学等」「施工管理法」「法規」の3科目で、必須問題26問、選択問題46問の合計72問で各項目60%未満は不合格です。 

2.一級電気工事施工管理技士

試験元(一財)建設業振興基金
難易度
合格率一次:40~55%、二次:60~75%
勉強時間100~400時間程度
受験資格、実務経験あり
試験日一次(6月)、二次(10月)※旧実地試験
受験料26,400円(非課税)

1級電気施工管理技士は、ビル、住宅、大小様々な規模の建設現場の電気設備工事を管理することができるようになります。

ちなみに似たような資格があるので、ざっくり比較してますので参考にしてみて下さい。

電気工事士(第1・2種)工事
電気主任技術者(第1~3種)点検、保守
電気工事施工管理技士(1・2級)施工管理

3.一級管工事施工管理技士

試験元(一財)全国建設研修センター
難易度
合格率一次:25~50%、二次:55~75%
勉強時間100~400時間程度
受験資格、実務経験あり
試験日一次(9月)、二次(12月)※旧実地試験
受験料21,000円(非課税)

1級管工事施工管理技士は、ビル、住宅、大小様々な規模の工事現場の空調衛生設備工事管理することができるようになります。

管工事なので、空調だけではなく上下水道、ガスなどの公共工事も対象になります。また、設備がたくさんある工場での仕事も多いです。

4.一級電気通信工事施工管理技士

試験元(一財)全国建設研修センター
難易度
合格率一次:40~60%、二次:30~50%
勉強時間100~400時間程度
受験資格、実務経験あり
試験日一次(9月)、二次(12月)※旧実地試験
受験料26,000円(非課税)

1級電気通信工事施工管理技士は、2019年に設立された比較的新しい資格です。電気設備との違いは電気通信線路、電気通信機械、TV電波障害防除設備、情報制御設備、放送機械、防犯カメラ、火災報知器、情報通信設備など、配線工事を管理することができます。

5.一級土木施工管理技士

試験元(一財)全国建設研修センター
難易度
合格率一次:55~60%、二次:30~45%
勉強時間100~400時間程度
受験資格、実務経験あり
試験日一次(7月)、二次(10月)※旧実地試験
受験料21,000円(非課税)

1級土木施工管理技士は、道路や橋、トンネル、河川など大小様々な規模の工事現場の土木工事を管理することができるようになり、その他用地の確保から役所への手続き、周辺住民への説明など幅広い範囲を担当することになります。

6.一級造園施工管理技士

試験元(一財)全国建設研修センター
難易度
合格率一次:35~55%、二次:35~40%
勉強時間100~400時間程度
受験資格、実務経験あり
試験日一次(9月)、二次(12月)※旧実地試験
受験料28,800円(非課税)

1級造園施工管理技士は、公園や高層マンション、道路などのさまざまな場所で行われる緑化工事、整備を管理することができるようになります。

ちなみに似たような資格があるので、ざっくり比較してますので参考にしてみて下さい。

造園技能士工事
造園施工管理技士施工管理

7.一級建設機械施工管理技士

試験元(一社)日本建設機械施工協会
難易度
合格率一次:20~45%、二次:60~85%
勉強時間100~400時間程度
受験資格、実務経験あり
試験日一次(6月)、二次(9月)※旧実地試験
受験料34,200~53,400円(非課税)

1級建設機械施工技士は、建設現場において各種建設機械を使って施工する工事の管理をすることができるようになります。そのため、建設・土木とも活躍の場があるのが特徴です。

他の施工管理技士と違い、協会が違うのもポイントで合格率も若干違います。

現場監督のキャリアアップに役に立つ建築系の資格おすすめ2選

いわん太
いわん太

施工管理技士のいずれかを取得したら次のいずれかを考えましょう。

セコカンくん
セコカンくん

難易度MAXですね。

8.1級建築士

試験元国土交通省
難易度
合格率学科:15~20%、製図:40%
勉強時間1000~1500時間   
受験資格、実務経験あり
試験日学科(7月)、製図(10月)
受験料17,000円(非課税)

建築、建設業界の専門資格で最も有名な難関資格です。

簡単には合格できないですが、取得できたら就職先には一生困らないのでチャレンジする価値はあります。

転職先も大手ゼネコンハウスメーカー設計事務所ディベロッパー金融機関のファシリティマネージャーなどは必須要件になっている会社も多いです。

建築業界で働くのであれば、大変ですが1級建築士の取得をおすすめします。

9.技術士

試験元国土交通省
難易度
合格率一次:30~35%、二次:10~15%
勉強時間1100~2000時間 
受験資格、実務経験あり
試験日一次(11月)、二次(7月)
受験料25,000円(非課税)

世間的にはあまりメジャーではありませんが、建設系の資格では建築士と並んで最高峰の資格です。

技術士は、21種類の区分がありさまざまな分野で分けられています。

特に土木系では建設部門の資格は最高峰の資格で取得を推奨されている企業も多いです。

1次試験の受験資格はありませんが、2次試験は指導技術士の指導のもと実務経験を積んだりする必要があります。また、大学でJABEE認定を受けていれば一次試験が免除になります。

ただし、技術士の難点は独占業務がないことにあります。

技術者として最もレベルが高い資格のため、転職でも優位になるのは間違いないですが、あくまでスキルレベルの証明程度になってしまうことには注意が必要です。

建築系資格で実務経験なしのおすすめ3選

いわん太
いわん太

次は受験資格が不要で転職にも有利な資格ですので必ずチェックしておきましょう。

セコカンくん
セコカンくん

学生のうちでも取得できますね。

10.認定ファシリティマネジャー(CFMJ)

試験元公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会
難易度
合格率40~45%
勉強時間100~200時間  
受験資格、実務経験合格後、FMの実務経験が必要
試験日学科(5月)、論述(7月)
受験料22,000円(税込)

僕のイチオシ資格です。

なぜイチオシかというと取得難易度が低いにも関わらず、発注者転職で歓迎要件であることが多いからです。

現在、市場規模としても伸びている業界で施工管理の経験を生かせるので転職先としてもオススメです。

11.宅地建物取引士(宅建士)

試験元一般財団法人不動産適正取引推進機構
難易度
合格率15~17%
勉強時間400時間程度
受験資格、実務経験なし
試験日10月 or 12月
受験料8,200円(非課税)

誰でも取得できる不動産関係資格の代表格です。

不動産取引における重要事項説明や説明書、契約書への押印など宅建士にしかできない独占業務が可能です。

学生のうちからチャレンジする人も多く、不動産業界で働くのであれば持ってて当たり前のレベルなので早いうちに取得しておくことをおすすめします。

12.マンション管理士

協会国土交通省
難易度
合格率7~9%
勉強時間500時間   
受験資格、実務経験なし
試験日⑥試験日 :11月
受験料9,000円(非課税)

マンション管理士は、これから需要が高まってくる資格です。

なぜなら、マンションの老朽化やストック戸数の増加、居住社の高齢化など社会問題が顕著になっているからです。

独占業務はないのですが、管理計画認定をマンション管理士が事前に行うことになっています。

つまり、しっかり管理されたマンションであるとお墨付きをもらう制度の確認役になれる資格で、これから需要が高まると予想されている資格です。

合格率は低いですが、取っておく価値はあります。

建築関係の資格で女性に人気の資格

13.インテリアコーディネーター

協会公益社団法人インテリア産業協会
難易度
合格率一次:30~35%、二次:50~60%
勉強時間200~300時間  
受験資格、実務経験なし
試験日一次(10月)、二次(12月)
受験料14,850円(税込)

こちらも未経験から取得できる人気の資格です。

独占業務はありませんが求人票の歓迎要件で多く見受けられるため持っておけば転職で優位に働きます。

特に女性は、副業を考える時に取得することも多い資格でもあります。

(番外編)転職で有利な一般教養資格おすすめ2選

いわん太
いわん太

以下の2つは一般教養として取っておくべき資格です。

セコカンくん
セコカンくん

最近耳にする機会も多いですね。

14.ITパスポート

試験元経済産業省
難易度
合格率50%前後
勉強時間100~150時間
受験資格、実務経験なし
試験日CBT(Computer Based Testing)方式により随時実施
受験料7,500円(税込)

どの業界もIT技術に関する知識があって困ることはありません。

最近は大手企業でもリスキリング(学び直し)の一環として、手始めにこの資格を推奨していることが多いですね。

転職に有利になるところまではいきませんが、面接時にIT人材にもなれるアピールには役に立つかもしれません。

15.簿記(2級)

試験元日本商工会議所
難易度
合格率15~25%
勉強時間350~500時間程度
受験資格、実務経験なし
試験日年3回(2月、6月、11月)
受験料7,500円(税込)

Youtuberの両学長が発信していることもあり一躍人気となった資格です。

どんな仕事にも簿記の知識が必要であることは間違いなく、基礎知識として持っておいて損はない資格です。

副業を始めたいといった方にも人気で、スモールビジネスを始める場合にも役立ちそうですよね。

余裕があれば学生のうちに取得しておくことをおすすめします。

資格取得のメリット・デメリット

いわん太
いわん太

それでは資格取得のメリット、デメリットを紹介しておきます。

セコカンくん
セコカンくん

デメリットもあるんですね!

資格取得のメリット

①独占業務で市場価値アップ

建築系の資格は、持っているだけで市場価値があがります。

なぜなら、建築系の資格は独占業務を行えるものが多いからです。

施工管理技士は、監理技術者になることができますし、1級建築士であれば大規模建築の設計者になることもできます。

一度取ってしまえば一生ものなので、持っているだけで自分の財産になるのは大きなメリットです。

②昇格・昇給につながる

資格を取得すれば、昇給・昇格に影響があるのはご存じだと思います。

なぜなら、資格取得により責任のある立場を任せることができるからです。また、資格手当がつく会社も多くシンプルに給与があがります。

施工管理技士であれば、建設業法で必ず1級施工管理技士を所有している担当を配置しなければいけませんし、もっていなければいつまでたっても半人前のままなので、会社としても昇給・昇格させるわけにはいきません。

資格を取得すれば、昇給・昇格に影響があることを覚えておきましょう。

③転職に有利

資格取得の最大のメリットは転職に有利になることです。

なぜなら転職の場合、資格の有無によって足きりをしている場合が多いからです。

もちろん採用側は資格の取得のみで判断しているわけではありませんが、実務経験だけで判断するもの難しいためいったん資格の有無で足切りするのが現状です。

また、希望年収を交渉する際にも、資格があると非常に説得力が増します。

転職時の選択肢を広げるためにも資格は取得しておきましょう。実際の求人票を見てみるとよくわかります。

» 施工管理の転職なら必ず知っておきべき6つのこと

» 施工管理の転職なら必ず知っておきべき6つのこと

資格取得のデメリット

①プライベートな時間が無くなる

資格取得はプライベートの時間を削ることになります。

なぜなら、仕事以外の時間でなければ時間を確保できないからです。特に難関資格であればあるほど勉強時間がかかるので、1年単位で勉強することになりかなりのエネルギーを使います。

僕は1級建築士取得のときは、家族に迷惑をかけながら仕事終わりの時間をなんとか捻出して勉強してきた過去があるのでデメリットもよくわかっているつもりです。

資格取得にはある程度のプライベート時間を削ることになるのが最大のデメリットです。

②勉強する費用が高額になることも

資格取得には少なからず費用が発生します。特に難関資格であれば資格学校へ通った場合、高額費用が必要になります。

なぜなら、資格学校に通ったほうが合格率が高いからです。

高額の教材や質問し放題の環境は、独学に比べ合格率が高くなるのは当然ですよね。1級建築士では資格学校に100万円単位出費することも珍しくありません。

特に難関資格には高額費用がかかってしまうことがデメリットになります。

③取得できないと時間のムダになる

資格を取得できないと勉強時間がムダになってしまいます。

なぜなら、誰も勉強時間を評価してくれないからです。

資格は市場価値をあげる手段の1つであり、資格を持っているかいないかのみで判断されます。そのため資格を取得できなければ全てとはいいませんが時間を浪費してしまうことになるのです。

資格を取得できなければ時間のムダになってしまう可能性があるのがデメリットです。

現場監督が資格取得するためのおすすめ勉強方法

いわん太
いわん太

勉強ってどうやれば一番いいですか?

セコカンくん
セコカンくん

人それぞれだけど、資格の難易度で選ぶことをおすすめします。

施工管理技士レベルの難易度であれば独学

難易度が☆3つまでは、まずは独学で挑むことをおすすめします。

なぜなら、独学で十分合格できるレベルの試験だからです。

施工管理技士などは実務でやっている内容も多かったりしますので、勉強が苦手な人もとっつきやすかったりします。

まずは全体感を掴み自分自身でスケジュールなど作成して、参考書の使い方などコツを掴めば忙しい環境でも十分取得は可能です。

難易度が☆3つまでは、まずは独学で挑戦してみましょう。

現場監督は忙しいので資格難易度高めなら資格学校などを受講

難易度☆4、5の資格は、通信教育や資格学校に投資して勉強することをおすすめします。

理由は、難関試験のため通信教育や資格学校に投資したほうが圧倒的に効率的だからです。

独学と比べるとテキストの質、模擬試験や質問できる環境は、自分自身の能力とは関係なく特に時間がない人にとっては効率的です。しかも受験生の多くが資格学校に通っている試験だと独学だと不利です。

金銭的な問題は、対象資格を取得した場合に発生する費用(昇格・昇給、転職による年収アップ)で補うという考え方で効率的に勉強することをおすすめします。

もし金銭的に難しいようであればスポットの講習に参加するのもありです。会員登録する

必要は出てきますが、模試であったりのみ参加するのもありです。

まとめ

施工管理の建築系資格の順番は、まずは施工管理技士を取得し、次に難関資格である一級建築士技術士を目指すのが王道です。その上で、転職に役に立つ施工管理と少し違う職種の資格を取得し活躍の場を広げることをおすすめします。

では、また。

1一級建築施工管理技士
2一級電気工事施工管理技士
3一級管工事施工管理技士
4一級電気通信工事施工管理技士
5一級土木施工管理技士
6一級造園施工管理技士
7一級建設機械施工管理技士
8一級建築士
9技術士
10認定ファシリティマネジャー(CFMJ)
11宅地建物取引士(宅建士)
12マンション管理士
13インテリアコーディネーター
14ITパスポート
15簿記(2級)

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