施工管理のキャリアプランがいまいちピンと来ません。
昔のキャリアプランだと今の時代に合っていないからね。
- 施工管理職のキャリアプランをざっくり知りたい
- 社内で出世するくらいしかキャリアプランが思い浮かばないけど他に選択肢あるの?
- 施工管理で何を経験しておくべきなのか知りたい
施工管理のキャリアプランと聞いて、今いる会社で出世すること以外に具体的なキャリアプランをイメージすることができますか?
僕は施工管理職からファシリティマネージャーという職種に転職し、発注者として働いています。
この記事では、施工管理職が必ず知っておくべき発注者へ転職するというキャリアプランについて、おすすめの理由や具体的なキャリア例を用いて完全解説します。
この記事を読むと、今の時代に適した施工管理の新しいキャリアプランがわかります。
施工管理では、①パーソナルスキル、②1級施工管理技士、③現場代理人のいずれかを取得・経験することが重要です。
詳しく解説していますので最後まで読んでみて下さい。
施工管理の新キャリアプランは施工管理から発注者へ転職
施工管理の新キャリアプランは、発注者に転職することを前提にキャリア形成を考えることです。
普通の施工管理のキャリアプランと何が違うのでしょうか。
従来のセコカンキャリアは年功序列のピラミッド構造
普通の施工管理キャリアは一言でいうと、施工管理という1つの職種を定年まで勤めあげるキャリアのことです。
20、30代は現場で成果を出して、40、50代で管理職になるのが建設会社における一般的なキャリアになります。
図のようなピラミッド型を想像するとわかりやすいですよね。
現場監督として建設現場で業務をこなし、1級施工管理技士を取得し現場代理人(監理技術者)を複数経験。若手を指導する側になりつつ、選ばれた人材が管理職の課長になり、部長、役員、社長と組織のトップになることを目指す年功序列のピラミッド構造の中で働くのが建設業界の基本です。
これはゼネコンなどの建設会社特有というより終身雇用を前提としている日本企業の多くに当てはまることなので、それはそうでしょうと思うかもしれませんね。
僕が前職の会社もおおよそこんな感じでした。
終身雇用を前提としている日本企業の多くは年功序列が一般的であり、このピラミッドのラインに乗ることが施工管理職の歩むキャリアプランといえます。
令和時代の施工管理おすすめのキャリアプランは軸ずらし転職
令和時代のキャリア形成の基本は、軸ずらし転職(業界か職種どちらか一方を変えて転職する方法)で異業種を経験しキャリアを広げていくことが一般的になりつつあります。
なぜなら、変化の大きな時代に一つの業種しか経験していない人材の価値がなくなってきているからです。
経団連やトヨタの豊田社長から発言がある通り、このままいけば今後の日本では年功序列の終身雇用の時代は続かないとされており、企業も時代と共に変化しなければ生き残れない時代となっています。
そんな令和時代のキャリアプランは以下の通りです。
ポイントは、親和性の高い異業種に転職することで自身のキャリアを広げることができる点です。施工管理という職種に囚われることなく視野を広く持つことで理想のキャリアプランが実現できます。
親和性のある異業種での経験は自身の市場価値が高まります。
特に施工管理の親和性の高い業界は、不動産業界、IT業界でキャリアアップに最適な業種ですが、一番のおすすめは僕が働いているファシリティマネジメント職です。
ファシリティマネジメント職は発注者の立場で仕事ができ、施工管理の経験が強みになりライフワークバランスも安定している職種です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。ファシリティマネジメント職のおすすめもあるので参考にしてみて下さい。
施工管理から転職前提のキャリアプランである5つの理由
転職を前提としたキャリアプランにはメリットが多くあります。
転職しない方がいいのかと思ってました。
1社に依存しないキャリアを築ける
転職を前提とするキャリアプランの最大のメリットは会社依存から抜け出すことができるという点です。これは1社に固執する必要がなくなるという意味です。
なぜなら、今の会社にいて解決できないことでも転職すれば解決できる可能性が高いからです。
つまり我慢して今の会社にいる必要がなくなります。
解決できない問題に、上司との相性や評価、給与の不満などネガティブなことから、管理職へのステップアップや今の職種とは違う異業種への挑戦などがあります。
もし転職という選択がなければ今の会社で解決しなければいけないのでかなり悩むでしょう。
転職すれば解決する悩みの例
- パワハラ上司に耐えなければいけない
- 上司から評価されず待遇もあまりよくないけど仕方なく働く
- 給与低いけど我慢する
- 管理職を希望しているけど年功序列の順番待ちをしている
- 研修など教育制度が充実しておらずスキルアップしにくい
- 勤務先が毎回変わり通勤が大変
転職という選択が頭にあるだけで会社に依存しないキャリアプランになるので非常におすすめです。
転職すると市場価値が上がりやすい
1回でも転職をして成果を出せば市場価値が上がります。
なぜなら違う会社、業種でも同じように成果をあげることができるという実績を作ることができるからです。
成果を上げるには基本的なビジネススキルが必須ですし、違う業種ということであれば異なるスキルで成果を出したということで当然評価されます。
逆に1回も転職をしたことがない人は今の会社では通用するけど、他の会社で通用するかは全くの未知数なので市場価値は低く評価される傾向にあります。
施工管理を例にとっても建築の施工管理しかできない人より建築施工管理もできるし設計もできる人のほうが市場価値が高いのは当たり前ですよね。
この市場価値という考え方はサッカーなどのスポーツ選手でよく使われますが近年ビジネスパーソンでも重要な考え方となりました。
転職を題材としたビジネス書でもよく語られる言葉で自分自身の価値を最大化することが重要だとされていますので、転職すること自体キャリアプランに組み込んでいくことが重要です。
時代に合った選択が常に可能
転職を前提としておけば時代にあった業界や職種を選ぶことも可能です。
なぜなら、時代によってホットな業界や働き方は日々変化しているからです。
新型コロナウイルスの影響でリモートワークが当たり前の世界になったのは誰もが知るところでしょう。転職を選択することができれば、働く場所さえも自分で選択することができます。
実際僕もコロナのタイミングで大きく働き方が変わり、週の半分以上がリモートワークとなりました。
最初はとまどうことも多かったですが家族の時間もしっかり取ることができ、今ではリモートワークができない職場を選択することは考えられません。
今の時代にリモートワークは必須の働き方ですが、全ての業種で同じことができるわけではないことは施工管理職の方はよくご存じでしょう。
転職を前提としていたら、今回のような思いもよらないことが起きても柔軟に対応できます。どうせ現場仕事だから今まで通り働くしかできない。なんて悩む必要はないのです。
プランBの選択肢も確保することができる
施工管理以外のキャリアで働いておくと、施工管理職で働くことが自分自身のキャリアのプランBになります。つまり、転職した先の仕事で上手くいかない場合でも施工管理で働くことができるので、食いっぱぐれる心配がないということです。
この考えは意外と大事です。
なぜなら、新しいチャレンジにはリスクが必ず存在するからです。
施工管理以外の異業種に転職したとしても、必ず上手くいく保証はどこにもありませんし、何が起こるかわかないご時世なので、もしかしたら転職先が倒産なんてこともあるかもしれません。
逆に施工管理で働き続けることにもリスクがあります。施工管理しか働いたことがないのは、プランBが全くない状態なので体調を崩して施工管理の仕事ができなくなった場合、どうしようもなくなってしまいます。
なので、リスクヘッジとして施工管理という選択があることは意外と重要なポイントです。
施工管理から発注者へ転職するキャリアプランがおすすめな4つの理由
施工管理の経験が強みになる
発注者は、今まで培ってきた施工管理の経験を強みにすることができます。
強みになる理由は2つあります。
施工管理経験が強みになる理由
- 建築的知識やスキルが必須である
- 施工管理経験のある人材が周りに少ない
発注者は、施工管理経験者以外にも設計や不動産などさまざまなキャリアの方がいます。
そのため、施工管理で培ってきた知見が必要だからです。
そのため、施工管理で培ってきた知見が自分の強みになります。
・建築、設備の技術的な知見
・工事内容に関する知見(現場の施工業者の作業内容がある程度わかるレベル)
・工事工程に関する知見
施工管理を経験している人間なら、専門分野やレベルは違えど基本的な項目ですが、発注者でも引き続き経験を活かすことができます。
発注者の求人情報を見ると1級施工管理技士を必須にしているところも多く専門性が求められることがわかります。
また、発注者を必要としている企業は、本業が別にあるので施工管理の知識を持っている人がそもそもあまりいません。専門職として採用されるケースがほとんどなので、施工管理の経験は強みになります。
僕の場合も、上司は不動産出身で現場のことはよくわかっていない方なので、現場管理や工事に関することは結構任せてもらえたりします。つまり簡単に評価が上がりやすいともいえるかもしれません。
施工管理の経験が強みになる仕事はなかなかないので次の転職先として、発注者はかなりおすすめです。
ライフワークバランスがよい
発注者は、施工管理に比べてワークライフバランスが確実によくなります。
理由は以下の2つです。
ワークライフバランスがよくなる理由
- 発注者は上流側の仕事なので無茶ぶりが少ない
- 大手企業やそのグループ会社であることが多いので労働環境が整備されている
上流側のよいところは、プロジェクトの決定権が自分にあるということです。部外者からの無理な要求や、急な日程変更なども上流に行けばいくほど少なくなります。
なので自ずと自分のペースで仕事を組み立てやすくなるので、計画的に仕事ができる訳です。
加えて、ビルを所有している企業は大手企業が多く労働環境は整備されています。特に休暇の順守に関しては、施工管理とは比べ物にもならないです。
僕の場合は休日出勤もほどんどなく、あっても絶対に代休取得しないと出勤できない仕組みになっています。
転職したらこんなに世界が違うのかと驚くかもしれません。ファシリティマネジメント職は、施工管理に比べてワークライフバランスが確実によくなるのでおすすめです。
大手企業が多いから給与も安定
実はファシリティマネジメントは給与もいいです。
なぜなら、建物を所有している企業は全国に事業を展開しているような大手が多いからです。
僕の場合も施工管理時代はびっくりするほど残業をしていたので、転職時には給料が下がることは覚悟していましたが、結果としてワークライフバランスもよくなり給与もキープできました。
当然、時間給に換算するというまでもなくアップしました。
実際、口コミサイトで有名な転職会議で調べたところ施工管理の平均よりファシリティマネージャーの平均のほうが高いです。
もちろん企業によって違いますが、大手企業も多く給与水準も結構高いのでおすすめです。
建設業ヒエラルキーの最上位
発注者は、いわゆる施主で建設業ヒエラルキーの最上位です。施工管理も施工会社に発注する立場なのでよくわかると思いますが、どんな仕事でも発注者はいろいろな面で有利な立場です。
上流から流れてくる仕事に対して下流で逆らうのがどれだけ難しいことかは既にわかっていることだと思います。どんなにきれいごとをいってもヒエラルキーの違いは間違いなく存在します。
自分の立場が変われば周りの状況は一変します。
僕が発注者に転職しようと思った理由でもあるのですが、また多重下請構造の中に転職しても理不尽な要求に終わりはないと考えました。
「明日中にこれやっとけ」とか理不尽な要求を受け入れ続けることに限界を感じヒエラルキーの頂点に転職することが、一番ホワイトに働けると思いファシリティマネージャーに転職しました。
その考えは間違いではありませんでした。現在は理不尽な要求はほとんどなく、ホワイトに働けています。
発注者の立場は、施工管理と大きく違う立場なので働きやすくなるのでおすすめです。詳しくはこちらの記事で解説しています。
施工管理が将来のビジョンを考える時の注意点
施工管理が将来のビジョンを考えるのに注意しておくことがあります。
教えて下さい!
資格取得に必要な実務経験年数を把握しておく
施工管理の将来のキャリアプランを考える上で重要なことは、1級施工管理技士を取得するために必要な実務経験の年数です。
なぜ確認が必要かというと、1級施工管理技士のタイミングが施工管理のキャリアに大きく影響するからです。
1級施工管理技士取得に必要な実務経験は学歴によって変わり以下のようになります。
1級施工管理技士の実務経験
指定学科卒 | 指定学科以外 | |
大卒 | 3年 | 4年6ヵ月 |
短大、高専卒 | 5年 | 7年6ヵ月 ※ |
高卒 | 10年※ | 11年6ヵ月※ |
※2級施工管理技士取得で短縮可能
表の通り、指定学科の大学卒業と高校卒業では、1級施工管理技士を取得にかかる年数が倍以上違います。
1級施工管理技士は、現場代理人(現場所長)になることのできる資格なので、1級施工管理技士がないと現場所長のポストを経験することができないので施工管理を続けるスパンが変わってきます。
大卒指定学科卒なら、最短で3年目に現場代理人になることができますが、高卒かつ指定学科以外の方は10年以上かかってしまうので大きな違いです。
1級施工管理技士の受験資格について必ず押さえておきましょう。
1.一級建築施工管理技士
2.一級管工事施工管理技士
3.一級電気施工管理技士
4.一級電気通信工事施工管理技士
5.一級土木施工管理技士
6.一級造園施工管理技士
7.一級建設機械施工管理技士
施工管理新キャリアプランがよいと思っていても新卒面接などでは違う言い回しにする(例文付き)
もう一つの注意点は、新卒面接などでキャリアプランを聞かれたときは転職ありきの答えではなく違う言い回しにすることをおすすめします。
なぜなら、採用する会社もできるだけ長く働いてほしいと思う人を採用したいからです。
本音と建前はわける必要があります。
例文としては以下の通りになります。
このように、現場代理人になるところまで答えることができれば、施工管理としてのキャリアプランとしては十分なアピールになります。
新卒に限らずですが、キャリアプランを聞かれたときはうっかり転職のことを話してしまわないよう注意しておきましょう。
施工管理でスキルアップする3つのポイント
施工管理でスキルアップするには次の3点を意識しておきましょう。
3点もあるんですか。大変です。
ポータブルスキルを身につける
施工管理では数多くのスキルが身に付きますが、異業種転職を前提にするなら施工管理で身につくポータブルスキルを意識しておきましょう。
ポータブルスキルとは、持ち運びできる(ポータブル)技術のことで、どんな職種でも必要なスキルのことです。
異業種に転職した経験のある僕の考えだと、施工管理の仕事内容の基本QCDS(品質管理、原価管理、工程管理、安全管理)のうち、品質管理と安全管理は転職しても使えるスキルかと言われると微妙なのでポータブルスキルとはならないと考えます。
他にもたくさんあるのですが、施工管理では以下の5つのポータブルスキルが身につきます。
施工管理で身につくポータブルスキル例
- マネジメント力
- スケジューリング力(工程管理力)
- 決断力
- トラブル解決力
- 建設業の金銭感覚(予算管理)
なぜポータブルスキルを身に着けるとが重要かというと、異業種に転職するときにそのまま役に立つスキルだからです。
上記4つのスキルは、普段の施工管理の仕事をこなしていれば嫌でも身に付きます。施工管理を経験している方であれば当たり前に思うスキルかもしれませんが、異業種に転職すると武器になったりします。
つまり普段の仕事を何とかこなすだけで、しっかり身につくスキルなので苦手に思う方は意識して取り組んでみて下さい。
施工管理で取るべき資格は1級施工管理技士一択
施工管理がまず最優先で取るべき資格は、1級施工管理技士一択です。
なぜなら、転職市場で価値が高い資格だからです。
施工管理技士は国家資格で現場の実務経験がないと取得できない資格なので、現場で実績を積んできたことの証明になる資格です。施工管理の知識経験を兼ね備えている証明になるため、施工管理に限らず発注者でも応募要件に入れていることが多いです。
取得していれば市場価値は間違いなくあがります。試験勉強は大変ですが、勉強すれば誰でも合格できる試験なので受験資格があるのであれば必ず取得しておきましょう。
その他のオススメ資格はこちらの記事でまとめています。
小規模現場でも現場代理人を経験する
施工管理で現場代理人まで経験している人材は貴重です。
なぜなら、現場全体を取り仕切る責任のある立場を経験したという圧倒的な実績になるからです。
小さな現場でも現場代理人を経験することは、マネジメントやコスト管理、事務所運営など施工管理の醍醐味と言える仕事を経験できる貴重な機会なので、ハードな分、市場でも大きく評価されます。
会社の規模や現場の巡り合わせなどで誰しもすぐに経験できる訳ではありませんが、もし現場代理人の経験をすることができれば可能な範囲でチャレンジしてみましょう。
施工管理から発注者へキャリアチェンジする方法
では、発注者へキャリアチェンジする3つの方法を解説します。
キャリアチェンジしたいです。
自分の軸を明確にする
まず、転職するにあたって自分にとって大切なことを明確にしておきましょう。
今の仕事で何が不満で転職を検討しているか、次の職場で譲れないポイントはなんなのか明確にすることは必須となります。
なぜなら、全ての条件を兼ね備えた職場はほぼないからです。
実際に周りを見渡して、給与高く、ライフワークバランスもよい、その上仕事が楽といっている人はいるでしょうか。
そんな仕事はほとんどないのである程度条件を絞るということを理解する必要があります。高望みしすぎるといつまでたっても転職先が見つからないかもしれません。
具体例としては、次の通りです。
譲れない条件の具体例
- 今の職場は働きすぎて限界。次の職場ではライフワークバランスは絶対に譲れない。
- 今の職場は安月給で限界。多少仕事が大変でも次の職場は給与が高いところがいい。
- 人手不足が顕著でどんどんシワ寄せが来ている。大きな規模の会社に行きたい。
いくつも譲れない条件があると思いますが、ポイントは譲れない条件の中でも順位付けをすると自分の転職の軸が明確になります。
僕の場合、ライフワークバランスを第一優先で転職活動をしていました。
自分の軸が明確になれば転職先に求めるポイントが明確になるので、求人を絞りやすくなります。必ず押さえておきましょう。
施工管理職での実績を確認する
施工管理からの転職には、転職市場で評価される実績が必要です。
なぜなら、企業から求職者に求めているものは施工管理で培ってきた専門性だからです。
転職市場で評価される実績は以下の2つです。
施工管理の実績
- 資格を所得(1級施工管理技士)する
- 現場所長(現場代理人)を経験する
発注者の求人は、多くの企業で1級施工管理技士を取得していることが応募基準になっていることが多いです。1級建築士を必須とするところもあったりするので、資格を取得しておくに越したことはありません。
また、現場代理人の経験は誰しもなれる訳ではないので必須ではないですが、経験する機会があれば大きなアドバンテージになります。
自分の施工管理キャリアでどんな実績を積めたのか、資格と現場所長の経験という2つ観点から考えてみて下さい。
転職エージェントに登録し転職市場に参加する
最後に転職エージェントに登録して転職市場に参加しましょう。
転職エージェントを利用する利点は以下の通りです。
- 転職市場に参加することで自分の市場価値がわかる
- 非公開情報を紹介してもらえる
- 応募書類や面接の日程調整など手厚い転職サポートを受けれる
- 年収交渉をしてもらえる
メリットは紹介したものの実際、人間は切羽詰まっていないと簡単に環境を変えたりしないものです。
まだまだ転職エージェントに登録しなくていいと思っていませんか?
…まだいいかなって思ってました。
少しでも発注者転職に興味があるなら、小さな一歩として情報収集だけでもすぐに始めてみることをおすすめします。
注意点でも解説した通り、大手企業の発注者のポジションは非公開求人であることが多く、定年などによる人員補充などで枠も少ないことが多いので市場を常にウォッチしておくことが重要です。
もし今自分にぴったりのホワイト企業の求人が掲載されていても行動していなければホワイト企業に巡り合うことすらできません。すぐに転職しなくても、今の自分の実力でどんな企業で働けるのか知っておくだけでも大きな第一歩です。
人気Youttuberの両学長も『転職活動はデメリットなし』と言っているように、ノーリスクで自分の人生を変えられるチャンスなので今このタイミングで少しだけ行動してみませんか?
おすすめの転職エージェントを厳選していますので、登録して自分の市場価値がどのくらいあるか試してみて下さい。
おすすめの転職エージェント
まとめ
それではまとめです。
施工管理の新キャリアプランは、発注者へ転職することを前提にキャリアを計画することです。
なぜなら、転職前提のキャリアでは、①会社依存や市場価値の向上、②時代にあった選択ができ、③プランBも確保できるというメリットがあるし、発注者は、①施工管理の経験が強みになり、②ライフワークバランスが整い、③給与もよく、④現場ヒエラルキーが最上位であるのでおすすめのキャリアプランです。
施工管理では、①パーソナルスキル、②1級施工管理技士、③現場代理人のいずれかを取得・経験しておき、
発注者転職には、①自分の軸を明確にし、②施工管理の実績を確認、③転職エージェントに登録し、転職市場に参加し発注者転職の機会を伺いましょう。
この記事を読んで少しでも発注者という立場に興味を持ったなら、まずは転職市場に出て自分の価値がどのくらいあるか確認してみることをおすすめします。確認するのにリスクはないし、自分で行動しない限りキャリアは広がりませんよ!
では、また。
クローズな環境で質問したい方は、こちら。
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