
いわん太さんは施工管理を辞めてよかったですか?

今は心の底からそう思うね。
- 本当に施工管理辞めてよかったのか知りたい
- 施工管理を辞めたいから、やめた人の話を聞きてみたい
- 自分なんかセコカンやめてもまともな仕事につけるのか…
施工管理で働く人なら、あまりのきつさに一度はやめたいと思ったことはあるけど、本当に辞めてよかったのか知りたいですよね。

僕は元サブコンの施工管理で、現在は発注者に転職し、ホワイトに働いています。
この記事は、施工管理をやめてよかったことから後悔したこと、やめる時の判断基準、おすすめの転職先候補まで詳しく解説します。
記事を読み終えると、施工管理をやめるべきか判断することができます。
結論、僕はライフワークバランスがよくなったので辞めてよかったと思っています。決断の決め手は、自分にとって施工管理で働くより環境があると知ったことです。
誰だって今よりよい環境があると知ったら、そこに行きたくなりますよね?
おすすめの転職先についても記事にしていますので、参考にしてみて下さい。
施工管理を辞めてよかった理由5選


それではやめてよかった理由を5つ解説します。

5つもあるんですね。
ワークライフバランスがよくなった

なんといってもワークライフバランスがよくなります。

やっぱ施工管理やめるとよくなるんですね。
辞めてよくなった例
- 仕事とプライベートのメリハリができた
- 土日祝日休めるようになった
- サービス残業がなくなった
- 毎日子供と食事ができるようになった
- 恋人や友人と遊ぶ時間ができた
- 資格取得などスキルアップの時間ができた
施工管理から転職するとワークライフバランスがよくなり人生の幸福度が上がります。幸福度が上がる例は以下の通りです。
なぜなら、今まで仕事に費やしていた時間を自身のプライベートに回すことができるからです。家族や友人との時間に使うもよし、自分のために使うのも自由です。
土曜祝日が稼働している現場で施工管理として働いていると、一般企業と比べ自由に使える時間が68日分少なくなります。年間の休日は土日祝日で120日あります。そのうち土曜と祝日は52+16で68日です。
これを40年間で考えると…考えるとぞっとしませんか?
シンプルに自由に使える時間が増えることが、施工管理をやめてよかったと言える最大のメリットでしょう。
残業時間が短くなった

うそかと思うかもだけど、残業月20時間とか普通です。

そんなにですか?やっぱ施工管理が異常なんですね。
辞めてよくなった例
- 残業時間が圧倒的に短くなった
- 内勤になって楽になった
- 理不尽な仕事が減った
施工管理をやめるとシンプルに残業が短くなります。
なぜなら、施工管理という業種は残業ありきの働き方だからです。
建設業は2019年に施行された36協定の見直しの対象外になるほど残業が状態化しています。
施工管理の基本である工程・品質・安全・コスト管理に加え、関係者との調整やクレーム対応、書類整理など残業なしでこなせる人材は皆無でしょう。
日々の残業が増えれば増えるほど心に余裕がなくなり、仕事が苦痛になり心身ともに疲弊してしまいます。
施工管理をやめると残業体質が改善され、仕事は苦痛ではなく楽しいものだと感じることができます。
体調がよくなった

施工管理を辞めると体調が各段によくなります

最近、疲れやすいんですよね…
辞めてよくなった例
- 睡眠時間を確保できるようになった
- よく寝れるようになった
- 昼間に眠くならなくなった
- 肩こり、腰痛などカラダの負担が減った
施工管理をやめて体調面は見違えるほど改善されます。
なぜなら、長時間労働や建設現場特有のプレッシャーから解放され睡眠時間を確保できるからです。
スタンフォード大学とハーバード大学の研究によると「長時間労働は死亡率を20%押し上げる」という研究結果があるくらいです。
睡眠不足はあらゆる不調を引き起こす原因とも言われているのでとても重要です。
睡眠時間が確保できる状況であることは最低限なのですが、なかなか確保できないのが施工管理です。睡眠時間を確保できるのでやめてよかったといえます。
仕事が楽しくなった

施工管理をやめて精神的に安定します

ホントに最近心折れまくりです…
辞めてよくなった例
- 仕事が楽しくなった
- 仕事に行くのがつらくない
- プレッシャーから解放された
- 一人で抱え込まなくてよくなった
- 理不尽なことが少なくなった
- セクハラ、パワハラがなくなった
施工管理をやめると仕事にいくのが楽しくなります。
なぜなら、パワハラ、セクハラを含む職種特有のプレッシャーや理不尽な仕事が少なくなるからです。
どんなにやりがいをもって入社しても働く環境がクソだとつらく、耐えがたいことに変わります。
最初は下手なりに楽しんでいたスポーツも、人と比べられたりガミガミ叱られ次第につまらなくなった子供の心境に似ているかもしれません。
適切な労働時間の環境にいるのはとても重要なことです。
労働環境がよくなった

最後は施工管理特有の労働環境です。

これはなんか想像つくかも。
辞めてよくなった例
- 天候や気温に左右されなくなった
- オフィスランチが楽しめるようになった
- ヘルメットを被り続けなくてよくなった
- 電車で避けられなくなった
- キレイなトイレが使えるようになった
- 男女の格差を感じなくなった
施工管理をやめるとシンプルに働く環境が改善されます。
建設現場勤務でなければ、天候や気温に左右されませんし、作業着やヘルメットもする必要もありません。汚い仮設トイレも使う必要もなくなります。
いわゆる3K(危険・汚い・きつい)の環境で業務をするデメリットは全て改善されます。
施工管理経験者なら誰しも納得すると想いますが、女性の方にとってはお世辞にも働きやすい環境ではありません。
従業員のウェルビーイング向上を掲げる企業も多く社会的な流れも考えると、施工管理をやめて環境を変えるのは当然の流れかもしれません。
施工管理が転職する理由
施工管理が転職する理由は以下の通りです。
- 人間関係
- 給与
- 評価
- 会社都合
- ミスマッチ
- キャリアアップ
- 家庭の事情
ワークライフバランスや仕事内容、精神面、労働環境など施工管理特有の条件とは別の理由で転職することも当然あります。
上記の理由は、施工管理という職業が悪いというより、会社や上司、同僚などどの企業でも起こりえることでもあります。もしやめることを検討している場合、施工管理でやめるのか、会社や上司がいやでやめるのか明確にする必要があります。
施工管理を辞めて後悔したこと3選


逆に施工管理をやめて後悔することもあります。

後悔することもあるんですね。
施工管理を辞めてよかったといわれる一方、やめなければよかったと後悔する人も一定数いるので施工管理をやめる場合のリスクも把握しておきましょう。
給料が減った
施工管理は給料に対して残業時間のウエイトが大きいため、転職すると残業代が減ってしまう可能性があります。
働く時間が短くなるので、同じ給与テーブルであれば当然です。
ただし、発注者など施工管理からステップアップする転職であればその心配もありません。
ステップアップを考えない場合は、給与面で後悔するかもしれません。
資格を取得できなかった
施工管理をしている間に資格を取得できなかった場合、後悔する可能性があります。
一級施工管理技士は実務経験が必要な資格なので、施工管理をやっている間に必ず取得しておいたほうがよい資格です。
施工管理技士は発注者に転職するには必須の資格となりますので、必ず施工管理をしている間に取得しましょう。
現場での楽しさがなくなった
なんだかんだで現場が楽しいです。
職人さんとのやり取りやキャリアを積めば裁量権を持って仕事をすることができるのでやりがいのある仕事です。
僕は現場代理人を経験していますが、お金と人事権を持ちながら働ける職場はそうそうありません。
やりがいを重視するならやめて後悔する可能性はあります。
施工管理を辞めたきっかけ6選

施工管理やめるきっかけもさまざまあります。

何がきっかけでやめたか気になります。
施工管理をやめようと決断するには、何かのきっかけがあることが多いです。ここでは6つのよくあるきっかけについて解説します。
現場監督は向いていない、合わないと思った時
向いていない、合わないとわかって現場監督をやめる人は多いです。
向いていない仕事をし続けたいと思う人はいないでしょう。
- 職人さんと馴染めない給与
- 現場の空気にいつまでたっても慣れない
- 言われていたことだけやりたい
- 家庭の事情
ある程度経験を積んで上記のようなことに当てはまるなら、向いていないと判断してもよいです。
ただし、実は向いている、向いていないより、自分に合った適切な環境を探したほうがいい場合もあります。詳細はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
施工管理を続ける将来が想像できない時
将来を考えると施工管理やめる決断をするパターンも多いです。
理由は何年たってもきつい生活なのは変わらないと気がついてしまうからです。
3年先の先輩を見て下さい。その先輩が3年後のあなたの姿です。一緒に働いたことのある先輩だと生々しくイメージできると思います。
将来を考えて施工管理をやめるパターンは多いです。
ライフイベントでプライベートの大切さを知った時
ライフイベントは施工管理をやめるきっかけになります。
なぜなら本当に大切なことはプライベートだと実感するからです。
結婚する時はパートナーとの時間を大切にしたいと考えますし、子供が生まれたら子供のために時間を作りたいと思うはずです。
実際、僕も結婚を期にワークライフバランスを改めたくて転職を決断しました。
普段は感じなくても人生のライフイベントに直面すると、施工管理をやめる決断をする可能性があります。
現場に行くのが苦痛になってきた時
毎日現場に行くことが苦痛と感じるなら、当然やめる選択肢が頭によぎる。
理由は怒られたり自分を否定されるような環境にはいたくないからです。
僕も一番ヤバいときは毎日会社に行くのが苦痛で仕方ありませんでした。
自己否定されることが多くて施工管理をやめることは本当に多くあります。あまりにも苦痛が続くようであれば転職活動を始めることをオススメします。
施工管理のきつさはコチラの記事で解説しています。
施工管理がおかしいと感じた時
ふと我に返り「施工管理はおかしい」と感じた時、心が折れやめる決断をします。
当たり前ですけど、世の中の一般常識とかけ離れている環境で働きたくありませんよね。
休日出勤やサービス残業、セクハラ、パワハラなど今普通に感じることも、施工管理以外ではなかったりもします。
外の世界を知って施工管理をやめることはよくあることです。
現場監督がストレスで精神的に病んでしまった時
現場監督の仕事がストレスで精神的に病んでしまいやめてしまうことはよくあります。
施工管理は激務で心身ともに疲れ果て自信を失い心が折れてしまうパターンです。
まわりでも多いのではないでしょうか?
心が折れてしまうと施工管理で働くことは難しいと判断するのが普通です。
施工管理を辞めるか判断する4つの基準


施工管理をやめる判断基準を教えます。

ぜひ教えて下さい。
体調に異変を感じ始めた時
働くことで体に異変が出てきたらやめる判断をして下さい。
仕事は施工管理だけではありません。環境を変えればよくなることもあります。
- 円形脱毛症
- 胃炎
- 蕁麻疹(じんましん)
- 突発性難聴
- 頭痛
実際僕のまわりでも例に挙げた症状になる人が結構いました。
自分の体が一番大切です。
カラダからサインがヤバいとサインを出している状態なので、体調不良の症状が続くようであればやめる決断をしましょう。
残業時間が36協定超の時
36協定を超えて働いている場合やめる検討を始めましょう。
目安は以下の通りです。
年360時間(月30時間)かつ月45時間(6ヶ月まで)
なぜなら、36協定は労働基準法で過労死のラインを定めたものだからです。
今は大丈夫だとしてもこのまま働ていれば、過労死してしまう可能性があります。
過労で悲しい結末を迎えたニュースは山ほど見たことあると思いますし、実際周りでも体調を崩す人は多いのではないでしょうか。
年360時間(月30時間)、月45時間を越える職場である場合はやめる検討を始めましょう。
サービス残業が多い時
サービス残業が常態化している場合もやめることを検討しましょう。
当たり前ですが、サービス残業は労働基準法違反です。
建設業はサービス残業が常態化しており当たり前になっていますが一般企業では当たり前ではありません。
こういった基本的な労務環境を守れていない企業がにいても基本いいことがありません。
やめる検討を始めましょう。
休日が105日以下の時
休日が105日とれていない場合もやめる検討が必要です。
こちらも法律で決まっている法定休日の最低条件だからです。
1日8時間の労働時間で年間に働くことができる日数の上限は260日程度です。つまり、最低限必要な年間休日数は365日-260日という計算により105日になります。
一般企業と比べあまりにも休みが少ない場合、やめる検討を始めましょう。
現場監督から転職する方法

でも、施工管理を辞めても次に行くあてがありません。

ホワイト転職したいなら、しっかり準備をする必要があります。
まずは外の世界を知ろう
施工管理をやめるにしてもやめないにしても、建設業界以外の世界を知っておく必要があります。
なぜなら、外の世界を知らなければやめるかやめないか判断できないからです。
建設業界では当たり前のことも他の業界では普通ではないことはよくあります。僕も施工管理から異業種に転職しあまりにも違う世界で驚きました。
外の世界を知るには、転職エージェントに登録をしてみましょう。
無料で利用できるし、どんな求人があり、自分の市場価値がどのくらいあるか知ることができます。
すぐに転職を考えていない場合でも、転職エージェントに登録しておき、優良求人の情報を仕入れておくことは、いまのご時世当たり前なので、登録がまだの方は登録だけでもしておきましょう。
発注者転職する時に必須の優良サービスは以下の2つです。
1級施工管理技士を取得していれば転職がベスト
施工管理の経験を生かしつつホワイト企業に転職するには、1級施工管理技士を保有していることがベストです。
理由はホワイト企業の求人の要資格欄に必ず記載があるからです。
特に発注者になる場合は1級施工管理技士は持っていて当然の資格です。
加えて転職するには、転職のリスクや自分の軸、自己分析、業界研究、自分にあった転職サイト、転職エージェントなど準備しないといけないことがたくさんあります。
おすすめは発注者
おすすめは、ずばり「発注者」です。
なぜなら、施工管理や建築の経験、知識を生かせてワークライフバランスもいい職業だからです。
上流側の業務になり立場もかなり変わります。
実際、僕が働いている企業のワークライフバランスは、施工管理時代と比較すると天と地ほど差があります。
具体的な職種として「ファシリティマネジメント」や「ディベロッパー」などが挙げられます。
ゼネコン、サブコン出身で施工管理や設計などの経験を生かせるので本当におすすめです。
オススメの転職先についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
Q&A
施工管理を辞めたいと思うことは甘えなのか
- 施工管理を辞めたいと思うことは甘えなのか
- そんなことはありません。「逃げるは恥だが役に立つ」です。
仕事環境を変えれば全てが変わることもあります。
僕の場合、自分自身がそれほど大きく変わったわけではないのに、転職しただけでワークライフバランスもよくなったし、劣等感がなくなり、会社からの評価も一変しました。
もし転職まで考えていなくても、営業など会社内で部署異動するだけでも環境を変えることができます。
環境を変えて人生が好転することはよくあることので、施工管理から逃げたいのは甘えではありません。
施工管理を新卒1年目の若手ですぐ辞めるのはありか
- 施工管理を新卒1年目の若手ですぐ辞めるのはありか
- やばい環境なら切り替えてすぐ辞めるものありです。
理由は上司ガチャ、現場ガチャが存在するからです。
パワハラ上司がいればいいことが1つもないし、いきなり最盛期の現場だとLv1でラストダンジョンにいくようなものです。
はずれガチャを引いた場合、すぐ辞めることはなんの問題ないです。一度リセットして別のゲームを始めましょう。
現場監督を1年目で辞めたいけど後悔しないのか
- 現場監督を1年目で辞めたいけど後悔しないのか
- 「やめて後悔すること」と「やめないで後悔すること」を比較してみましょう。
施工管理をやめるにしてもやめないにしても、どちらもリスクが伴う選択なので比較してリスクを把握する必要があります。
給与、人間関係、残業時間、ストレス、やりがい、労働環境etc
上記の項目について、やめた場合とやめない場合で1~5点で点数をつけてみましょう。
もしやめた場合の点数がやめない場合の点数より低い場合、転職をしたほうがよいです。
どんな決断にも必ずリスクはあるので、リスクを把握した上で決断するのが後悔しない秘訣です。
現場監督で理不尽な扱いでノイローゼになりそうです。
- 現場監督で理不尽な扱いでノイローゼになりそうです。
- あまりにも不当な扱いであれば転職を検討しましょう。
転職を検討する理由は環境は自分で選ぶことができるからです。
別に理不尽な環境で働くことにこだわる必要はないですよね。
会社や業種が変われば全然違う世界があります。自分が働ける時間は思っているより短いです。理不尽な環境にいる暇はありませんのですぐに転職しましょう。
施工管理未経験の新人なのに放置されています。どうしたらいいですか。
- 施工管理未経験の新人なのに放置されています。どうしたらいいですか。
- 現場ガチャ、上司ガチャに失敗した可能性があります。
自分に今できることをやってダメだった場合、上司にいって現場を変えてもらうことをオススメします。
どんな仕事もですが新人時代の上司の考え方や仕事の仕方は、自分の仕事のスタイルに大きく影響します。
僕も社会人最初の上司のことはよく覚えています。社会人一年目は、仕事をするときの基礎になる部分ですので放置されていると感じるなら積極的に自分ができることアピールしましょう。
自分にやれることをやってダメなら現場を変えてもらいましょう。
まとめ

それではまとめです。
施工管理を辞めてよかったことはたくさんある。まずは建設業界以外の世界を知るべき。
僕個人としては施工管理は素晴らしい職業だと思うし、働いてかなり鍛えられたと思う反面、心の底からやめてよかったとも思っています。
もし今施工管理を続けるか悩んでいるようであれば、転職エージェントに登録して建設業界以外を知ることが大切です。

環境を変えるだけで、人生大きく変わることもありますよ!
では、また。
クローズな環境で質問したい方は、こちら。