設備施工管理はやめとけといわれる理由6選|元現場所長が徹底解説

セコカンくん
セコカンくん

いわん太さん。施工管理はやめとけって本当ですか?

いわん太
いわん太

半分事実で半分嘘です。

  • 設備施工管理はやめとけって本当か知りたい。
  • 設備施工管理ってどんな仕事?
  • 施工管理で働いていいか判断したい。

設備施工管理はきつい仕事でやめとけとよく言われますが、本当にやめておいたほうがいい仕事なのか気になるところです。

いわん太
いわん太

僕はサブコン施工管理を8年経験し、現在はファシリティマネージャーという職種でホワイトに働いています。

この記事は、設備施工管理の特徴なぜやめとけといわれるのか実際にやめるべきか判断する方法ベストな会社を選ぶ方法を元設備施工管理の現場所長が解説します。

記事を読み終えると、設備施工管理は本当にやめたほうがいいのか判断できます。

設備施工管理は向き不向きがはっきりしている業種です。自己分析をしっかりすることで施工管理で働くかどうか判断することができます。

詳しく解説しているので最後まで読んで見て下さい。

1.設備施工管理とは

いわん太
いわん太

まずはじめに設備施工管理について解説します。

セコカンくん
セコカンくん

設備といっても色々種類があってよくわかりません。

設備工事専門の施工管理

いわゆるサブコンといわれる設備工事は、大きく分けて『電気設備』『空調設備』『衛生設備』の3業種となります。

通信工事は電源工事、消火設備は衛生工事のようにその他の設備工事は各3業種のいずれがで受注することが多く、規模が小さい場合は空調と衛生を同時に受注することもあります。

これらの各工事を専門として管理するのが設備施工管理となります。

建築施工管理(ゼネコン)との設備施工管理(サブコン)の違い

建築施工管理と設備施工管理の違いは色々ありますが、なんといっても立場の違いが挙げられます。

設備工事は建築工事の下請けになることが多いです。

施主との契約条件にもよるので一概に全てとは言えませんが多くの場合は、元請けと下請けという立場になります。

コストオンという契約形態や設備工事が元請けの改修工事の場合は同列の立場になったり、立場が逆転することがあります。

所詮下請けかよ!

と思われる方もいるかもしれませんが受注金額は他の下請け業者とは全然違いますし、サブコン大手とスーパーゼネコンを比較してみても同等の給与水準であり条件面を見ても下請けという範疇を超えています。

一般的には知られていませんが、昔から業界では有名な企業が多いのが特徴です。

2.設備施工管理やめとけと言われる理由6選

いわん太
いわん太

次に設備施工管理はやめとけと言われる理由について説明します。

セコカンくん
セコカンくん

施工管理全般の理由と設備施工管理特有の理由に分けられるんですね。

施工管理全般の理由3つ

労働時間が長い

施工管理は労働時間が長いことで有名です。

なぜなら8:00~17:00の現場対応に加えて事務作業を現場時間外でこなさなければいけないからです。

時間外労働はもはや必須といってもいいくらいなので労働時間は長くなる傾向にあります。会社によっては適正な残業時間を申請できずサービス残業となるケースも多いです。

休日が少ない

上記の労働時間の根源になるのは休日作業にあります。

土曜日は基本的に現場が稼働していることが多いです。最近は週休2日制になりつつありますが、施工管理は業務がたまっていたりして、なんだかんだで出勤しなければならない状況が多いです。

国が土日休みを推進していますが施主との契約条件上、土曜日出勤が必要にならざる得ないのが現状です。どこまで改善させるか要注目です。

危険で厳しい工事現場

3K(危険・汚い・きつい)といわれる建設現場のイメージは昔ほどひどくありませんが、ホワイトカラーに比べるとまだまだ厳しいのが現状です。

数は減りましたが工事現場での死者も発生していますし、汗まみれで力仕事な仕事内容はまだまだ変わりません。安全とはお世辞にもいえない環境なので3Kといわれるのも仕方がないといえます。

施工管理のきつさについては下記の記事で詳しく解説しています。

設備施工管理特有の理由3つ

建設現場最弱説

設備施工管理は現場内でヒエラルキーが低めです。

なぜなら、先ほど説明した通り建築工事の下請けになるからです。ただ解せないのは建物全体の受注金額ではかなりのウエイトを占めているはずなのに現場では下に見られたりします。

一昔前だとかなり酷い扱いをされていたと聞きますが、今でも名残はあると思います。

建築工程に影響を受けやすい

設備あるあるで建築工程の遅延の影響をもろに受けます

なぜなら、設備工事のメイン工事は建物がある程度出来上がった段階からがピークを迎えるからです。なので、建築工程が遅れるとその分しわ寄せがきます。工期は変わりませんからね。

実際、新築工事でまともに工程通り進んでいる現場は皆は無だと思います。建築工事に依存する設備工事は忙しくなるのは宿命ともいえるかもしれません。

分業制が進んでいない

激務といわれるで設備施工管理ですが、その要因オールラウンダーさを求められることにあると考えます。特に設備施工管理はそれが顕著です。

一つ例を挙げれば施工図の作成です。建築施工管理ではCADオペさんが施工図を作成・管理しているので1から作図することはあまりありません。

一方、設備施工管理は1から施工図を作成するスキルが求められます。大きな現場であればCADオペは当然いますが、現場管理でも施工図を作成するということは普通にあったりします。

僕は実際数億円規模の現場所長をしたときで現場事務所に一人しかいない時期が1年近くありました。全部ひとりでやっていたといっても過言ではないなかったので本当にきつかったです。

3.設備施工管理はやめとけなのか判断する方法

いわん太
いわん太

設備施工管理やめとけと言われるけど、全員がやめておくべきだと思う?

セコカンくん
セコカンくん

少なくとも仕事として成立しているので、全員がやめておくべきってことはないと思います。

当然、施工管理という仕事が成立している以上、全員不満を抱えて仕事をしているということはありえません。ただし、やめておいたほうがいい人がいるのも事実です。これらを整理して説明していきます。

やめたほうがいい人の特徴3選

ライフワークバランスを重視したい人

ライフワークバランスを重視したい人は設備施工管理は間違いなくやめたほうがいいです。

理由は明確で長時間労働だからです。

実際やめる人の多くはこの労働時間の長さを理由にしています。僕もライフワークバランスをよくしたくて転職を決断しました。

一般企業だと年間の土日祝日は一般企業だと120日ありますが施工管理で消化することはまずないでしょう。もし把握できていない人がいればしっかり把握しておきましょう。

やりがいは大切ですが、働く時間は法令を守る必要があります。

働き方改革が進んでいるとはいえ劇的に変わるとは思えませんし、ワークライフバランスを求めるならやめておくのが無難です。

もし今いる企業がブラックだったらすぐやめる必要があるのでチェックシートを作りました。下記の記事でぜひチェックしてみてください。

体育会系のノリが嫌いな人

体育会系のノリが嫌いな人も設備施工管理はやめておいたほうがいいです。

なぜなら、建設現場はこの体育会系のノリが基本だからです。上下関係はもちろん飲み会や理不尽な指示は普通にありますし、パワハラ、セクハラは少なくなっていますがまだまだ根強く残っています。

僕は大手企業で働いていましたが、普通に蹴られたりしたこともあるし、罵詈雑言を受けたことも数多くありました。

もちろん全員そんな人ではないのですが、一定数いるのは事実です。今ホワイトカラーで働いている身としては、そうったヤバい人がいる率はかなり高いと断言できます。

なので、体育会系の部活の経験があって程度免疫があったり対策できたりする方なければ人間関係で苦労する可能性が高いのでやめておいたほうがいいです。

体力に自信のない人

体力に自信のない人は設備施工管理をやめておいたほうが無難です。

本当に激務なので、体力に自信があることは重要です。現場を一日中歩き回るときもあるし、事務作業で終電で帰れないこともあります。現場で職人さんの手伝いも普通にありますし体力は絶対にいります。

僕は何度現場事務所に寝泊まりしたかわかりません。終電過ぎまで働くことが多く終電間際でも自宅に帰る力が残っていなかったためです。

逆にいうとある程度年齢をいってしまうと若手と同じように働くことはなかなか難しいです。なので、体力がない人やある程度の年齢の人はやめておいたほうが無難です。

挑戦したほうがいい人の特徴3選

手に職つけたい人

設備施工管理は会社を選ばなければ就職できないということがまずありません。

なぜなら、人手不足だからです。実際、求人倍率は一般企業の5倍。

施工管理技士などの資格を取得していれば給与面も平均以上はもらえるので、手に職つけたい人にはオススメです。

自分自身を成長させたい人

とにかく設備施工管理は成長できる仕事と断言できます。

なぜなら、技術者としての知識専門性に加えいくつものポータブルスキルを身に着けることができるからです。

その分激務なんですけど、短期間で成長したい人にはオススメです。

会社経営に興味がある人

これは意外に思われるかもしれませんが会社経営などに興味がある人には強くオススメしたいです。

なぜなら、現場所長は小さな中小企業の社長のような仕事だからです。

現場所長は現場予算に対して大きな権限を持つことができます。施工業者の選定や発注、事務所の人材確保など現場をマネジメントする上で重要なことの決定権があります。

そんなのいつになったらなれるんだよ!と思う人もいるかもしれませんが、ゼネコンの場合確かにそうです。

ただし設備施工管理は建築に比べて若くして現場所長になれます。実際僕は28歳の時1億程度の現場所長を経験しました。本当に勉強になりました。

早く現場所長になりたい!という人、な経営的な目線で仕事をしたい思う人なら設備施工管理はオススメです!

4.設備施工管理でベストな企業を見極めるポイント3選

いわん太
いわん太

設備施工管理でベストな企業を見極める方法を3つ教えます。

セコカンくん
セコカンくん

ぜひ教えて下さい!

なるべく大手を選ぶ

まずは大手を狙いましょう。

理由は言うまでもありませんが中小企業に比べ条件がよいです。

給与や福利厚生、労働環境など整備されているのは間違いないです。また日常生活や転職時に発揮されるネームバリューも捨てがたい魅力の1つです。

設備施工管理会社はゼネコンほど競争が激しくないのオススメしたいです。

働き方改革に取り組んでいるか確認する

次のポイントは働き方改革に向けてどのような取り組みをしているかです。

なぜなら、建設業界の働き方改革は待ったなしで特に残業時間の削減は法律で厳守させる項目なので取り組みしているしていないがはっきりするでしょう。

本気で取り組んでいない企業は今後生き残りはできないし潰れてしまう可能性が高いです。なにより働き方が悪いのであれば不安でしかないですよね。

しっかり取り組んでいる企業はホームページ等で記載してあります。今の時代の流れにあった働き方をしてあるか確認しましょう。

ただ実際に現場でできているかは別問題です。転職エージェントなどを利用して確認するようにしましょう。

長期的にキャリアを考える

最後に設備施工管理を選択する場合は長期的キャリアで考えるべきです。

なぜなら、設備施工管理は今まで説明した通り多くのメリットがあるものの、それに有り余るデメリットも存在しているからです。

僕の実体験では設備施工管理で一生食っていくと決めるのはリスクがある選択だと考えます。

それでなくても建設業界に限らず終身雇用が無理と言われる時代です。柔軟なキャリアを気づくために設備施工管理の次も視野に入れながら選択ことをオススメします。

5.設備施工管理おすすめの転職先

おすすめは発注者

設備施工管理の次のキャリアでおすすめは『発注者』です。

なぜなら、裁量権があり、ワークライフバランスもよく、年収もそこそこ高いからです。大事なのは給料もそこそこいいのがポイントです。

僕も設備施工管理から発注者へホワイト転職を成功させていますので間違いないです。正直別世界だと感じています。

こちらの記事で詳しく解説しています。ご覧ください。

発注者になるには

発注者になるには転職エージェントを必ず利用しましょう。

なぜなら、発注者は求人数が少なく非公開求人であることが多いからです。登録しておき、求人が出てきたらすぐにエントリーしないと枠がすぐ枠が埋まってしまいます。

僕も転職エージェントを利用して発注者に転職することができました。

すぐに転職する気がなくても登録だけ情報収集しておくことは、ビジネスパーソンとしては最早常識となっています。

まだ登録したことがない人は登録しておきましょう。

おすすめの転職エージェントはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

いわん太
いわん太

それではまとめです。

まとめ

・設備施工管理は、電気・空調・衛生に分けられる。

・設備施工管理やめとけの理由は、長労働時間労働で危険な職場。

さらに現場での立場が低く、建築工事に影響を受けやすい。分業がまだまだ進んでいない。

・体育会系じゃなく体力がない人、ライフワークバランスを求める人はやめたほうがよい。

逆に設備施工管理は手に職つけたいとか人自分の成長させたい、経営に興味がある人はやったほうがよい。

・ベストな企業を見極める方法は、大手で働き方改革を推進している企業が狙い目。

設備施工管理は手に職つけたいとか人自分の成長させたい、経営に興味がある人にはメリットはあり全員がやめとけとは言い切れません。ただし設備施工管理は人を選ぶ職種であることは間違いないです。

なるべく大手で働き方改革を推進している企業を選ぶことが重要です。それには転職エージェントを利用するのが無難ですので自分との相性をよく考えて選択しましょう。

では、また。

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