いわん太さん。僕、施工管理に向いてないのかも…
誰しも、一度はそう思います。
- 施工管理の仕事で怒られてばかりだから、今の仕事向いてないかも…
- 施工管理への転職を検討しているけど、向いてるのか向いてないのか知りたい
- とにかく向いてる仕事で働きたい!
自分は施工管理に向いているのか。施工管理で働くことを検討している人はもちろん、すでに働いている人も気になりますよね。
僕は、施工管理で現場所長まで経験し、発注者側に転職した経験があります。また、施工管理からの転職経験を活かし、キャリアでお悩みの方向けにキャリア相談など行っています。
この記事は、施工管理に向いてない人の特徴や向いていない人でも働いてよい理由、向いている仕事で働くためのコツについて解説します。
施工管理は厳しい仕事なので、向き不向き以前の問題で、ホワイトに働ける職場であることが非常に重要です。
まずは、向いていない人の特徴から詳しく解説していきますね。
いわん太に無料キャリア相談!
・転職や今後のキャリアに関する相談相手がほしい。
・発注者の働き方について興味がある。
・地方なので、よい求人がなくて困っている。
こんなお悩みを解消すべく、いわん太が完全無料で相談に乗ります。お悩みの方は、LINEからご連絡下さい。
施工管理に向いてない人の特徴12選
早速、施工管理に向いていない人の特徴について解説します。
結構ありますね。
1.組織内でのコミュニケーションが苦手
どの職種でもコミュニケーション力は必須ですが、特に施工管理の場合は、組織人として円滑なコミュニケーション能力が必要となります。
なぜなら、建物は1人では作れないからです。
職人さんや協力会社など数多くの関係者が関わるため、施工管理は組織人としての立ち振舞いが求められます。建設現場でスタンドプレーは通用しません。良好な人間関係を築くことは、重要な才能です。
組織的なコミュニケーション力に違和感を感じる人は、施工管理に向いてないです。
コミュニケーションが得意な人の特徴
人懐っこい、機転がきく、社交的、おおらか、協調性がある
2.リーダーシップがない
施工管理にリーダーシップは必須の素質です。
なぜなら、施工管理はマネジメント性の強い職種だからです。
色々なリーダー像はありますが、施工管理の場合は、工事現場を事故0で期日までに施主に引き渡すことが最も重要なミッションです。
ミッションを確実に達成するため、関係各社や自社のメンバーとの信頼関係構築は必須となります。
リーダーシップは現場経験によってある程度身についていくものですが、リーダー気質がない人は施工管理に向いてません。
リーダーシップのある人の特徴
傾聴力がある、献身的、思いやりがある、温厚、親切、受容力がある、司会進行が得意、説明力がある
3.忍耐力がない
施工管理は厳しい仕事です。どんな状況でも心が折れない耐久性が必要になります。
特に若手は自分の父親年代の人と接することも多く、ミスで怒られたり怒鳴られたりすることも多いです。
その中で負けん気を出したり、ぶれずに業務をやりとげることは重要な資質です。
もしすぐへこたれてしまう性格なら、施工管理は向いてません。
忍耐力がある人の特徴
負けず嫌い、芯が強い、単純、一貫性がある、意志が強い、信念を持っている
4.行動力がない
主体的に考え行動する能力は、施工管理には必須です。
理由は、人手不足のため手取り足取り教えてもらえるが難しいからです。
もちろん、いきない放置とまではならないと思いますが、自分で主体的に考え行動していかないと、いつまでたっても仕事ができるようにならないでしょう。
主体的に行動できない人は、施工管理に向いてません。
行動力がある人の特徴
好奇心旺盛、実行力がある、積極的、自発的、向上心が強い
5.計画性がない
スケジュールを計画・把握する能力は、施工管理には必要です。
工期内に工事を終わらせる工程管理が主なスケジュールですが、施工時の納期管理から図面作成、所員や作業員の増員計画、全体予算など管理、打ち合わせしなければならないスケジュールが山のようにあります。
ある程度は後天的に身につくスキルのような一面もある一方、おおざっぱな性格で詳細条件まで詰めれない人、一度のトラブルで工程を修正できない人、予定通りに実行できない人など柔軟性に欠ける傾向の人は超注意です。
計画を立てるのが好き。2手3手を考えることが得意な人に加え、イレギュラーなことにも対処できるスケジュールの柔軟性こそが施工管理で必要な素質です。
計画性がある人の特徴
次の仕事のことを考えられる、2手3手を考えるが得意、柔軟性がある
6.ネガティブ思考
施工管理にポジティブさは、重要になります。
施工管理は、とにかくきついことが多い仕事です。
きついときこそポジティブになれることは、非常に重要な才能です。
特に楽観的にいられることはメンタルを壊さないためのポイントで、僕の場合このポジティブさの才能がなく苦労しました。
ポジティブ人間は、施工管理では最強といっていいくらい大切な能力です。
ポジティブ思考の特徴
前向き、楽観的
7.冷静さがない
施工管理において冷静さは非常に重要です。
なぜなら、施工管理は職人さんなど作業員に指示を出しスムーズに働いてもらうことが大きな役割だからです。
指揮官が冷静で的確な判断ができなければ現場は混乱してしまいます。
冷静さは施工管理に必要な資質になります。
冷静な人の特徴
注意深い、観察力がある、洞察力がある、直観力がある
8.誠実さがない
誠実さは、これだけあれば他にも何もいらないくらい重要な素質です。
みんな、誠実な人が好きだからです。
若手の頃は誰かに教わりながらでないと仕事ができない訳で、教わることに対して誠実な態度で接すると誰にも相手にされなくなります。
施工管理に限らずだとは思いますが、人手不足の業種では特に重要になります。
誠実な人の特徴
素直、謙虚、裏表がない、責任感が強い、礼儀を重んじる
9.ライフワークバランスを求める
建設業に、ライフワークバランスという言葉は存在しません。
なぜなら、施工管理は長時間労働が当たり前な業種だからです。
労働基準法の36協定も特例対象で月45時間を越えてもよいことになっています。
ライフワークバランスのよい働き方をしたい人は、建設業に向いていないです。
もし施工管理にライフワークバランスを求めるなら、すぐに辞めてしまったほうが今後のキャリアを考えてもよいです。
こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみて下さい。
10.職場環境の良さを求める
建設業は、3Kといわれるほど職場環境はよくないです。
特に女性目線で考えたときに快適か職場環境かといわれるとお世辞でも快適とは言えません。
気候に左右されるし、トイレなどの衛生面もまだまだです。
職場環境の良さを求めるのは、施工管理では酷な話です。
11.体力がない
体力に自信のない人は、施工管理には向いていません。
理由は、シンプルに長時間労働や厳しい環境に耐えられないからです。
僕も、今やれと言われたらおそらく無理です。
徹夜などしても寝れば回復するくらいのタフネスさは必須です。
12.施工管理の仕事が楽しいと思えない
施工管理の仕事を楽しいと思えない人は、当然ですが施工管理には向いてません。
なぜなら、きついことがほとんどの現場仕事の中で、現場が楽しいと思える瞬間がないと続かないからです。
仕事で楽しいと思える瞬間がない人は、すぐに辞めた方がよいです。
ここまで、みてどう思いましたか?
当てはまることがいくつもありました。やっぱり施工管理には向いていないようです。
安心して下さい。向いてない人でも施工管理で働くことはできます。次で詳しく解説しますね。
施工管理に向いてない人でも働いていよい理由
なぜ、施工管理に向いてなくても働いてよいか解説しますね。
モヤモヤしています。
施工管理の仕事は一つではないから
施工管理の仕事内容は多岐にわたるので、全ての業務に適性がなくてもなんの問題ありません。
施工管理の基本「QCDS」だけとっても、求められる要素は多岐にわたります。
- Q(品質管理):インプット力、誠実さ、クレーム対応力
- D(工程管理):スケジュール管理、調整力
- C(原価管理):交渉力、繊細さ、大胆さ
- S(安全管理):危機管理、危機察知、几帳面、気配り
上記の項目全てに適性がある人間は存在しません。また、建築・電気・設備など業種の違いによって仕事内容は大きく異なるので、必要な能力は無限にあります。
なので、自分の得意なことが一つでもあり、得意な業務を中心に伸ばしていけば施工管理の仕事を続けていくことは可能です。。
ただ施工管理はオールマイティが求められています。QDCSを基本とする各項目を苦手ながらもこなす必要があるため、全く適正なしの項目があれば要注意です。
施工管理の仕事内容は多岐にわたるので、全ての業務に適性がなくても問題ありませんが、各項目平均的に適正を持っていることも重要になることを覚えておきましょう。
知識・経験を積めば向いている仕事になるから
施工管理は、技術職です。
必要な知識や経験が身につけば、適正に関係なく向いてる仕事になります。
理由は、知識・経験こそが施工管理の仕事の土台だからです。逆に知識や経験がないと、いくら適正があっても仕事になりません。
例えば、職人さんと話すのが苦手だなと思っていたとしても、材質や収まり、施工方法など技術的な話がわかっていれば最低限の会話で苦労することはないでしょう。
知識を身につけることで適正がなくても、向いてる仕事になることを覚えておきましょう。
次は逆に向いている人でも、施工管理を辞めてしまうケースについて解説しますね。
逆に施工管理に向いてる人でも辞めてしまう理由
逆に向いている人でも、施工管理を辞めてしまう人は多いです。
え!そうなんですか…
施工管理の仕事は激務だから
現場監督に向いている人、仕事ができる人でも必ず大量の仕事を抱え激務になります。
なぜなら、施工管理は人手不足でかつチームで仕事を行っているからです。
自分の仕事を終わらせて早く帰るという文化はなく、誰かが終わっていなかければできる人がフォローしなければなりませんし、できる人ほど重要で高難易度の仕事を任されどんどん負担が増えていくのが施工管理の世界です。
人手不足とチーム仕事という構造上の影響で、できる人ほど仕事が増え、向いている人でもきつい仕事になってしまうのです。
ライフイベントを重視した働き方ができないから
施工管理は、人生のライフイベントを重視した働き方ができない業種です。
結婚、出産、育児などライフイベントが発生した時は、仕事より家庭の時間を優先したいところですが、施工管理では両立は難しいと言わざるを得ません。
他業種では一般的なリモートワークや、出社時間を変更できるフレックスタイムなどは、現場で採用されることはありません。
僕も結婚した時、育児のことを考え、施工管理の働き方は続けられないと判断して、転職を決断しました。
現代の働き方にマッチしない施工管理の働き方に限界を感じて、向いている仕事と思っていても別業界に転職する人は多いです。
やっぱり施工管理で働かないほうがよいんでしょうか?
とにかく向いている仕事で働きたい!といった方向けに、キャリア相談をしている僕から、アドバイスがあります。
向いてる仕事で働くためのコツ
とにかく自分に向いてる仕事で働きたいです!
施工管理、施工管理以外で働くにも向いている仕事で働くためのコツは、次の3つです。
施工管理で働くなら比較的ホワイトな職種で働く
施工管理に向いてない人でも、比較的ホワイトな職種で働くことができれば、長期的に働くことが可能です。
理由は、向いてる人ですら辞めてしまう原因が、労働環境の悪さだからです。
激務だったり、長時間労働、サービス残業だったり、理由は様々ですが、なるべく昔ながらの働き方をしている企業を避けることができれば、経験を積むことで適職とすることができます。
施工管理の中でも比較的ホワイトな職種は、以下の3つです。
比較的ホワイトと言われる施工管理3選
・【建築向け】改修ゼネコン
・【電気・設備向け】メーカー施工管理
・【未経験向け】派遣施工管理
改修ゼネコンは、新築の施工管理に比べ、時間的・物理的に制約があるため、比較的ホワイトに働くことができますし、メーカーは企業自体がホワイトなので、施工管理の労働環境も整っています。
派遣の施工管理は、業務範囲がしっかりしており、派遣会社を経由するため、残業の未払いなどがないため、未経験の方におすすめです。
詳しくは、コチラの記事で解説しているので、参考にしてみて下さい。
施工管理から転職なら発注者側の仕事に異業種転職
次に既に施工管理から転職を考えているなら、断然発注者側の転職をおすすめします。
発注者側は、いわゆる施主側の立場で仕事ができるので、無茶ぶりが少なく、自分でコントロールして仕事ができます。
また、プロジェクトを管理したり、計画する仕事が多いため、施工管理の経験を活かせるのが、おすすめポイントです。
発注者側の職種
・ファシリティマネージャー
・プロパティマネージャー
・コンストラクションマネージャー
・ディベロッパー
僕は、施工管理時代は、怒られてばかりで向いていないなと感じていましたが、ファシリティマネージャーに転職して、褒められることのほうが多いです。
施工管理に向いてないなと感じたら、視点を変えて発注者側に転職してみることをおすすめします。
発注者側の仕事内容は、こちらの記事で詳しく解説しています。
建設業の転職に強い転職エージェントを有効活用する
実際どうしたら、施工管理で比較的ホワイトな職種や発注者側の企業を探すのか。
答えは、建設業に強い転職エージェントを有効活用することです。
理由は、無料で非公開求人で優良求人を紹介してもらえるからです。
今回紹介した求人は、人気職なので、ネットに乗っているような転職サイトなどでは、掲載されておらず(されていてもすぐ応募終了)、非公開情報を多く保有している転職エージェントにお願いしないと、なかなか出会えません。
僕のおすすめは、RSG建設転職とJACリクルートメントです。
どちらの転職エージェントも施工管理への転職、施工管理からの転職ともに強いのが特徴です。担当者・求人の質が評判がよく、転職相談だけでも受付てくれます。
まずは、公式サイトから無料登録して、どんな求人があるか確かめてみましょう。
転職エージェントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
それではまとめです。
施工管理で向いていない人の特徴は、全部で12つあります。
ただし、経験を積むことで向いてる仕事になるので、そこまで気にする必要はありません。
それより、長く働き続けられる環境を確保することが、向いてる仕事で働くための第一歩です。
施工管理で比較的ホワイトな、改修ゼネコンやメーカーの施工管理、発注者側のファシリティマネージャーやプロパティマネージャーは、長期的キャリアを考えた時におすすめの転職先です。
まずは、無料で利用できる建設業に強い転職エージェントを有効活用して、どんな求人があるのか情報収集から始めてみましょう。
では、また。
今回紹介した転職エージェント(公式サイト)
クローズな環境で質問したい方は、こちら。
いわん太に無料キャリア相談!
・転職や今後のキャリアに関する相談相手がほしい。
・発注者の働き方について興味がある。
・地方なので、よい求人がなくて困っている。
こんなお悩みを解消すべく、いわん太が完全無料で相談に乗ります。お悩みの方は、LINEからご連絡下さい。