施工管理はやめとけって本当ですか?
僕も経験したけど、向き不向きがはっきりする仕事です。。
- 施工管理はやめとけってよく言われる理由が知りたい
- 施工管理の仕事に興味あるけど、働いて大丈夫か不安
- ホワイト企業を選ぶコツが知りたい
施工管理はきつい仕事だからやめとけ!とよく言われますが、本当にやめておいたほうがいい仕事なのか気になりますよね。
僕は施工管理から発注者に転職し、現在はブログやSNSなどで建設業の働き方について発信しています。
この記事は、施工管理をやめとけと言われる理由や働く魅力、企業選びのコツを解説します。
記事を読み終えると、施工管理は本当にやめたほうがいいのか判断できます。
結論、建設業で働き方改革が浸透してきており、企業選びで間違わなければ、おすすめの就職先となりつつあります。
実際、働いている方にアンケートなども取っており、ただ施工管理はやめとけ!という記事ではないので、最後まで読んで見て下さい。
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施工管理はやめとけと言われる理由4選
早速、施工管理はやめとけと言われる理由を教えて下さい!
さまざまな理由があるけど、大きく4つあります。
長時間労働が当たり前
施工管理は、昔から長時間労働が当たり前の文化があります。
なぜなら、日中の現場稼働の前後に仕事があるからです。
現場の稼働は、通常8:00~17:00になります。
朝は、全体朝礼前の準備や新規入場者対応などで30分〜1時間前には働き始めます。
夜は、次の日の作業の準備や書類整理、施工管理、施工管理計画図の作成などで終電近くまで働くことも多いです。
施工管理の労働時間が長いところが、やめとけと言われる理由です。
休日出勤が多い
施工管理の仕事は、休日出勤が多い仕事になります。
理由は、土曜日も現場が稼働しているからです。
国が土日休みを推進していますが、施主との契約上、土曜日出勤が必要なのが現状です。最近では、週休2日の現場も多くなってきて、まだまだ土曜も稼働している現場も多いのではないでしょうか。
施工管理は年間を通して、休日が少ないこともやめとけと言われる理由です。
3Kな職場環境
3K(危険・汚い・きつい)といえば、建設業の代名詞です。
昔ほど建設現場のイメージは悪くないですが、ホワイトカラーに比べるとまだまだ3Kと言わざる得ません。
施工管理は、体力が資本の仕事ですし、現場のトイレは、普通の感覚だと利用できないくらい汚いです。
工事現場での死亡事故は、どんなに注意をしても0にはできないくらい危険です。
3Kな労働環境は、昔から施工管理はやめとけと言われる理由です。
施工管理のきつさについては、下記の記事で詳しく解説しています。
建設業は若者離れが進んでいる業界
建設業は、若者離れが進んでいる業界です。
若者離れが進む要因は、業界全体で下記の問題が深刻化しているからです。
若者離れの原因
- 建設投資額はピーク時の3割減
- 慢性的な人手不足
- 従事者の高齢化問題
建設業界の将来性を図る建設投資額は、ピーク時比べ3割も減っており業界全体が減少傾向であることに加え、有効求人倍率が5倍で人手不足が深刻化しています。
また、他業種に比べ高齢化が進んでおり、若者が魅力的に感じる業界ではないのが現状です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
施工管理は絶対やめとけ!とはならない働く魅力4選
施工管理やめとけと言われるけど、魅力もあります。
ぜひ教えて下さい。
【朗報】2024年に向けて働き方改革が浸透し始めている
建設業界は、働き方改革が進んでいるのをご存じでしょうか。
さまざまは働き方改革が推進されていますが、もっと大きなトピックは、残業時間の制限です。
2024年度までに、従業員の月の残業時間を45時間以内にすることが、労働基準法で定められました。
※細かい条件等ありますが、原則月45時間以内だと考えておけばOKです。
僕の独自アンケートによると、2024年に対応している月の平均45時間以内を達成している方が20%もいらっしゃいました。
※アンケート結果は、大手メディア「施工の神様」でも取り上げられています。
また、2023年のゴールデンウィークの休暇取得状況についてもアンケートしています。
多くの方が、GWを満喫できていたようで、働き方改革が進んでいる結果となりました。
施工管理の代名詞であった、長時間労働や休日が取れないといった問題が徐々に改善される結果となり、施工管理で働く方には朗報かもしれません。
施工管理は平均年収が高い
施工管理は、一般企業の平均年収より高いです。
なぜなら、施工管理の仕事は誰にでもできる仕事ではないからです。
施工管理には、施工管理技士という国家資格があり、実務経験がないと取得できないというハードルがあります。そのため、資格保有者は年収も高い傾向にあります。
僕は大手サブコンで働いていましたが、他の職種より給料がよかったです。
施工管理の仕事は大変ですけど、給料が高いため、やめずに頑張っている方は多いのではないでしょうか。
施工管理の給料は、一般企業の平均年収より高いのが施工管理の魅力です。
施工管理の給料が高い理由については、こちらの記事で徹底解説しています。
圧倒的に成長できる
施工管理で働くと、圧倒的に成長することができます。
理由は、人の倍の時間働く環境であることとポータブルスキルが身につくからです。
施工管理の場合、単純に労働時間が長いので、人より多く仕事をこなすことができます。また、業務の中でスケジュール管理能力やマネジメント力など、一般的に必要な基礎スキルが身につくため、成長スピードが圧倒的に早いです。
すぐに成長できる環境であることは、施工管理の大きな魅力です。
施工管理の経験はキャリアを広げてくれる
施工管理の経験は、さまざまな業種・業界で役に立つので、次のキャリアに困ることがありません。
建設業であれば、施工管理の経験があれば、営業や設計、積算など、あらゆる職種に応用が効きます。
僕は施工管理の経験を生かし、発注者に転職しました。
逆に施工管理の経験がなければ、発注者の立場として働くこともできなかったでしょう。
施工管理の経験は、次のキャリアを大きく広げてくれるので、施工管理で働くメリットは大きいです。
異業種転職については、こちらの記事で解説しています。
施工管理やめとけと言われてしまう向いてない人の特徴
転職に失敗したくないので、明らかに向いていない人の特徴を教えて下さい
以下の3つに該当しなければ大丈夫です。
ライフワークバランスを重視する人
ライフワークバランスを重視したい人は、施工管理はやめておくのが無難です。
理由は明確で、施工管理は長時間労働だからです。やめる人の多くは、この労働時間の長さを理由にしています。
僕は、ライフワークバランスを改善したくて、転職を決断しました。
目安の残業時間は、月平均が45時間です。建設業の働き方改革では、45時間以内を目指しているので、目安の数字として覚えておきましょう。
月平均が45時間程度の残業は無理と思うなら、施工管理はやめておくのが無難です。
体育会系のノリが嫌いな人
体育会系のノリが嫌いな人も、施工管理はやめておいたほうがいいです。
なぜなら、建設現場はこの体育会系のノリが基本だからです。
職人さんも昔ながら人が多いですし、上下関係はもちろん飲み会や理不尽な指示は普通にあります。パワハラ、セクハラもまだまだ根強く残っています。
僕は上司から普通に蹴られたりしたこともあるし、罵詈雑言を受けたことも数多くありました。
もちろん全員そんな人ではないのですが、一定数いるのは事実です。
体育会系の部活の経験があって、ある程度免疫がない方は人間関係で苦労するため、辞めておいた方が無難です。
体力に自信のない人
体力に自信のない人も、施工管理はやめておいたほうが無難です。
体力がないと、シンプルに長時間労働に耐えられません。
現場を一日中歩き回ったり、終電が終わってもまだ仕事が終わらず帰れない。なんてこともザラにあります。
僕は、何度現場事務所に寝泊まりしたかわかりません。
逆にいうと、ある程度年齢をいってしまうと、若手と同じように働くことはなかなか難しいです。
体力がない人やある程度の年齢の人は、向いていないのでやめておいたほうが無難です。
施工管理でホワイトな職種はあるのか
改修ゼネコンやメーカー施工管理は比較的ホワイト
施工管理の中でも、改修ゼネコンやメーカー施工管理は、比較ホワイトに働けます。
改修ゼネコンは、新築に比べ業務量も少なく、工期がしっかり守られますし、メーカー施工管理は、メーカー自体がホワイトなので、施工管理の労働環境もよいケースが多いです。
僕がSNSでアンケートした結果でも、グレーよりの意見が多かったため、施工管理の中では、ホワイトであると言えます。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
土木施工管理はやめとけと言われたのは過去の話
土木施工管理は、働き方改革の影響でかなりホワイト化が進んでいる業種です。
なぜなら、発注者が国だからです。
国は、週2日休みを推進している立場なので、4週8休を遵守している現場が増えてきています。
民間が発注者であることの多い建築業界に比べ、土木施工管理は意外と楽な職種になりつつあります。
派遣施工管理は自由な働き方を希望するならやめとけとはならない
派遣の施工管理も、自由な働き方を希望するならおすすめです。
理由は、一般的な派遣に比べ給料が高いことと、派遣会社が間に入るので、違法な長時間労働の心配がないことです。
僕の知人では、一定期間がっつり働き、現場が竣工したら、旅に出る生活を繰り返している人がいます。
やりたいことや趣味があるけど、お金は稼がなきゃと思っている方には、派遣の施工管理はおすすめです。
電気・設備施工管理は成長したい人以外はやめとけ
電気・設備施工管理は、爆速で成長したい人以外は、辞めておいた方がよいです。
なぜなら、サブコンは建築の下請けになることが多く、ゼネコンの働き方改革の煽りを受けることになる可能性が高いからです。
建築工事が遅れれば遅れるほど、サブコンの工程が短くなり、突貫工事になりがちです。
建築工事が遅れることは、働き方改革前から日常茶飯事だったので、働く時間が短くなったら、さらに煽りを受ける可能性が高いです。
ちなみに、僕がこんなツイートをしたところ、かなりの反響がありました。
ただ、自分自身を成長させたいと思っている人には、すごくおすすめです。
僕も空調の施工管理で経験を積んだから、今の職種で働けると自信を持って言えます。
設備施工管理は、爆速で成長したい人以外は辞めておいた方が無難です。
施工管理でホワイト企業を探すコツ3選
できるだけホワイトな会社で働きたいです。
ハズレ(ブラック)を引かないように、次の3つのことを意識してみましょう。
施工管理で働く理由に優先順位をつける
まずは、施工管理で働く理由に優先順位をつけましょう。
優先順位をつける理由は、全ての条件を満たした職場は限りなく少ないからです。
ライフワークバランスもよく、年収も高く、未経験でもしっかり経験を積めば昇給・昇格ができる…残念ながら、全てを兼ね備えた職場に出会える確率は高くありません。
僕の場合、ライフワークバランスが一番、その次に職種、その次に年収でした。
施工管理で働く理由が明確だと、転職エージェントに明確な希望条件を伝えることができるので、希望に沿った求人を紹介してもらいやすいです。
似たような条件の求人があった場合、判断基準にもなるのでおすすめです。
転職活動を始める前に、施工管理で働く理由に優先順位つけておきましょう。
建設業に強い転職エージェントを利用する
答えは、建設業に強い転職エージェントを有効活用することです。
理由は、無料で非公開求人で優良求人を紹介してもらえるからです。
今回紹介した求人は、人気職なので、ネットに乗っているような転職サイトなどでは、掲載されておらず(されていてもすぐ応募終了)、非公開情報を多く保有している転職エージェントにお願いしないと、なかなか出会えません。
僕のおすすめは、建設・設備求人データベースです。
建設・設備求人データベースは、建設業に特化した転職エージェントの中でも大手企業が運営しており、求人数が多いのが特徴です。担当者・求人の質が評判がよく、転職相談だけでも受付てくれます。
まずは、公式サイトから無料登録して、どんな求人があるか確かめてみましょう。
その他の転職エージェントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
口コミサイトで企業の評判を知る
企業選びをする時は、必ず口コミサービスを利用しましょう。
口コミサービスとは、在籍者や退職者が自社の企業に対して、口コミを書いているサイトのことです。
なぜ口コミサイトを利用したほうがよいのかというと、求人票にはよいことしか書いてないからです。
初めて訪れる飲食店や高額な商品を買うときは、必ず評判を聞いたり調べたりするよね。
たしかに食べログとか必ずチェックします。
企業を選ぶ時も同じです。
転職エージェントや企業と面接を重ねても、社内の雰囲気や実際働いている社員について知ることはできないため、口コミを確認しておくことは重要です。
あくまで口コミなので、どこまで信用するかは判断する必要はありますが、悪い評判が目立つのであれば要注意かもしれません。
転職会議は、国内最大級100万件以上の転職口コミ情報を掲載しており、会員数は500万人以上なので、日本中の企業の口コミが集まっています。
企業分析や気になる企業の口コミを知りたい方におすすめです。無料で利用できるので必ず登録しておきましょう。
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まとめ
それではまとめです。
施工管理は、長時間労働で休日が少なく、3Kだからやめとけ!とひと昔前は言われていました。
しかし、2024年に向けた働き方改革で、やめとけと言われた部分が随分改善されつつあります。。
残業45時間程度であったり、上下関係など、昔ながらの風習が受け入れられるなら、施工管理で働くメリットは大きいです。
ハズレを引かないように、施工管理で働く理由を明確にし、転職エージェントや口コミサイトを利用すれば、必ずしもやめとけとはならない業種です。
では、また。
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